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カテゴリ:ジェイテクト&光洋熱処理 の記事リスト(エントリー順)

派遣会社との「特別な契約」。ジェイテクト亀山事件を傍聴(JANJAN)

kage

2011/05/27 (Fri)

インターネット新聞JANJANよりESAMANさんの記事を転載します。


派遣会社との「特別な契約」。ジェイテクト亀山事件を傍聴
2011年 5月 27日 20:13 Esaman

<5月27日の午後16時半。
津地方裁判所で「ジェイテクト亀山事件」で訴えている労働者を代表し、原告の福島照子さんの意見陳述があったので、傍聴してきました。

この事件は、トヨタグループのベアリングメーカー、ジェイテクト亀山工場で期間工で働いていた人たちが、リーマンショックによる減産を口実に雇止めされた事件です。



ジェイテクト亀山工場事件の裁判傍聴に集まった支援者の皆さん。他県からの参加も含め、20名以上の参加があった。
福島さんらは当初、三重エデックという派遣会社から派遣されてジェイテクト亀山工場で働いていましたが、
三重エデックの社長から、

「いずれジェイテクトの社員になれる。
三重エデックはジェイテクトと特別な契約がある。」

と言われてまいした。
その後、期間工になりましたが、三重エデックの社長の話から、60才の定年まで働き続けられるという期待のもと、働いてきました。
ところが雇止めになってしまいました。

福島さんたちは労働組合に相談。
労働組合の人たちと共に、ジェイテクト本社に申し入れたところ「バカヤロー!」と怒鳴られたり、100日以上団体交渉への返答を先延ばしにされ、三重県労働委員会での斡旋を、ジェイテクト側が一方的に打切ってきたりしまた。
福島さんたちは突然の雇止めであるにも関わらず、ワガママ放題のジェイテクト&三重エデックに対して抱強く対応してきましたが、ついに裁判に移ったのでした。

トヨタの関連会社で発生した、大変悪質な事件といえます。

また、ジェイテクト(派遣先)と三重エデック(派遣元)には「特別な関係」があり、福島さんらが直接雇用の期間工になったあとも、なぜか色々な管理を派遣会社である三重エデックがしている、という奇妙な現象も発生していたことも、大きな注目点であるといえます。

今回、この裁判を担当する裁判官が変わるとのことで、原告の方の意見陳述の機会が設けられました。
裁判当日、裁判傍聴には20名を超える支援者が詰めかけ、津地裁の傍聴席は満員になりました。
原告の福島さんは、派遣であるにもかかわらず、派遣先から直接指揮命令をされていた事実を指摘。
工場が減産をされて雇止めに至る経緯、そして、三重エデックが「ジェイテクトとの特別な関係」により、福島さんたちをいずれ社員にできる、ということを話をしていた経緯を説明しました。

福島さんの陳述によるとジェイテクト(派遣先)と三重エデック(派遣会社)は、確かに「特別な関係」にあるようで、ジエイテクトに直接雇用されているはずの期間工の契約書や給与明細までもが、外部の派遣会社である三重エデックが管理をしている、という状態にあったようです。
原告の福島さんは、これらの不透明なことの多すぎる三重エデックとジェイテクトの実態について、怒りを持って意見陳述をしていました。

福島さんの意見陳述を聞くために、雨にも関わらず、多数の傍聴人がかけつけていました。
三重エデックとジェイテクトの「特別な関係」とは、どのような関係なのでしょうか?

トヨタグループの工場で発生した事件が、全国の注目を集めつつあります。
次回の公判は7月20日10時から津地裁の予定です。


関連リンク:
ユニオンみえ(三重一般労働組合)
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
株式会社 ジェイテクト|ステアリング、軸受、工作機械などの製造販売
http://www.jtekt.co.jp/

関連記事:
元派遣労働者4人、ジェイテクトを提訴
http://www.janjanblog.com/archives/14676
ジェイテクト、未払い賃金を「期間工」らに支払い
http://janjan.voicejapan.org/living/0910/0910302439/1.php
ジェイテクト、ついに「団体交渉に応じる」と回答
http://janjan.voicejapan.org/living/0907/0907016111/1.php
ジェイテクトが団交開催引き延ばしで100日経過
http://janjan.voicejapan.org/living/0906/0906195422/1.php
ジェイテクト「雇い止め」、3たび団交引き延ばし
http://janjan.voicejapan.org/living/0904/0904211938/1.php
期間従業員「解雇」のジェイテクト、団交なお引き延ばし
http://janjan.voicejapan.org/area/0904/0904091213/1.php
トヨタ系「ジェイテクト」で団交拒絶続発
http://janjan.voicejapan.org/area/0903/0903260214/1.php



=======


平成22年(ワ)第680号地位確認等請求事件
意見陳述書
津地方裁判所民事部B2係 御中

平成23年5月27日
原  告   福  島  照  子

私は、2006年11月から派遣会社である株式会社三重エデックを通じて、
株式会社ジェイテクト亀山工場に派遣され、その後2007年3月にジェイテ
クト亀山工場の期間工として直接雇用されましたが、リーマンショックによる
減産にともない、2009年3月15日で期間工を雇い止めされました。
 雇い止め以降、三重一般労働組合(ユニオンみえ)に加入し、株式会社三重
エデック並びに株式会社ジェイテクトに団体交渉を申し入れましたが、ジェイ
テクトは当初団体交渉に応じず、ジェイテクト本社に申し入れに言った際には
「バカヤロー!」と怒鳴られたり、100日以上も団交応諾を引き延ばしたり、
団交応諾以降も一方的に団交ルールを定め、不誠実な回答に終始するばかりで
解決に至らず、三重県労働委員会にあっせんを申立てましたが、ジェイテクト
があっせんを途中で一方的に打切ったため、以降全く解決に至っていません。
 三重エデックは団交に応じたものの、とても解決に向けての話し合いに応じ
ているとは思えません。三重エデックも何一つ解決に至っていないため、やむ
なく昨年の9月8日に、両社を相手に提訴しましたが、今回、意見陳述の場を
頂けるという事で、私の意見を以下、述べたいと思います。


派遣社員当時の、私の作業内容は、ジェイテクト亀山工場内の33〜38ライ
ンで製造されて流れてきたベアリングの外観検査です。ベアリングの平面に
へこみがないか傷がないか、側面はベアリングの真ん中に棒を手で通し、手
で回して、同じように検査をしていました。作業に慣れてきた頃に、ラインの
作業日報の書き方や、ハンディーターミナル(バーコード読み取り装置)の使
い方も教えられました。
私の作業指示は全て、ジェイテクトの社員の指示のもとに行われていました。
また、この作業場では正社員と混在して働いていました。
2007年3月16日に期間工になってからの業務内容は、2009年3月15日
に雇い止めされるまで、派遣社員時代と同じ33〜38ラインの外観検査の
仕事をしていました。


派遣社員時代から、期間工を雇い止めされるまで従事していた外観検査は、
ライン製造の前後の付帯業務というものではありませんでした。製造工程の業
務量が減少すれば、かかるメインの作業に従事する正社員の手が空き、そのよ
うな正社員が行うことが可能な作業でもありますが、実際、外観検査などの各
現場は、私達期間工や派遣社員が毎日やらなければ、日々の工場の稼動(生産)
が成り立ちません。
この作業は、多少の仕事量の減少があっても、期間工や派遣社員全員が毎日
行っていた作業であり、明らかにリーマンショック以前までは、各現場共々、
人員配置がきまっており、常に工数を必要とする現場でした。現場によって仕
事量が多い場合は、各現場から期間工や派遣社員同士が応援に行くこともあり
ました。この仕事こそが、私たち期間工や派遣社員に割り当てられた「恒常的
な仕事」であったと私達は思っていましたし、毎日あるからこそ仕事をしてき
ました。
減産が本格化するのであれば、まず正社員や私達期間工なども含めて、ワー
クシェアリングを実施した上で、それでも雇い止めが回避できないのであれば、
社員・期間工の分け隔てなく平等に対応して頂きたかったです。それなのに私
達が納得できるような充分な説明がなされないまま雇い止めをされてしまった
事については、今でも納得できません。
ジェイテクトが答弁書の中で、2009年3月15日の雇い止めは「適正だ
った」と言っていますが、私達原告4名は、そうは思っていません。
なぜなら、雇い止めして以降、昨年辺りからまた期間工の新規募集を求人情
報誌などに掲載しているようですが、新規に募集した期間工の定着率が悪く、
かつて雇い止めをした期間工を、ジェイテクト亀山工場の上の人達が電話で勧
誘し、「現に職場に呼び戻されて戻った人がいる」と、以前一緒だった職場仲間
が教えてくれました。
この事からしても、かつての職場仲間を呼び戻すのであれば、私達はなんで
雇い止めをされたのでしょうか、到底納得できません。
ジェイテクトにはこの点について、誠実に回答して頂きたいと思っています。

かつての派遣元・三重エデックの中川社長には、食事に連れて行ってもらった
り、新年会を行ってもらったり、良くしてもらっていたので、私は良い人だとばか
り思っていました。
2009年2月中旬から下旬頃だと思いますが、中川社長から、「ユニオンなんか
入るなよ。ユニオンなんか、ギャーギャー、ワーワー言うだけや。もしユニオンに
入ったら連絡しろよ。」と言われたのを覚えています。
私はこの話を中川社長から聞いたとき、以前、「三重エデックは、過去にユニオ
ンに何か痛いところを突かれたことがあるのではないか」と思いました。
また、ユニオンみえとの団体交渉の時は、解決に向けて努力するとは言っては
くれているものの、のらりくらりと話をはぐらかされ、何の進展もなく現在に至って
います。


雇い止めされてから、2年以上が経過しましたが、三重エデック・ジェイテクトと
の問題は全く解決していません。

私は2006年11月から派遣社員として働き初めてから、「仕事も残業も多いし、
この職場では長く働けるんだなあ」と思っていましたし、2007年3月に期間工
として直接雇用になった時、「3年経ったらジェイテクトの社員になれる。」という
話で盛り上がっていました。
ジェイテクトの定年は「60歳」と聞いていたので、当時50歳の私と、元同僚の
小野田さんは、後10年はこの会社で仕事ができると思い「お互いに、頑張るか。」
と言い合っていました。
まさか雇い止めされるとは全く思っていませんでしたし、期待を裏切られ、怒りさえ感じます。


かつて私の娘が期間工としてジェイテクト亀山工場・第1生産課の包装替で
仕事をしていた時、岡部組長(GL)が私の娘と、その友人に「ジェイテクト
は女性が社員になるのは無理。女性は社員になれない」と言われたそうです。
私の娘は、中川社長にその事を話すと、「うち(三重エデック)とジェイテクトは
特別な契約をしているから、うちの子は社員になれるんや。まぁ、なれやん人
もいてるけどな」と言ったそうです。また、「ジェイテクトで社員になれや
んかったら、うちの社員にしてあげる」とも言ったそうです。
 
※ジェイテクトと三重エデックとの特別な契約とは、

・なぜ、ジェイテクトに直接雇用された期間工員の給与明細を、三重エデックがコピーして保存しているのか?
・なぜ、ジェイテクトに直接雇用された期間工員の契約書までも、三重エデックが管理しているのか?
・なぜ、ジェイテクトに直接雇用された期間工員に、管理委託会社が必要だったのか?
・委託料とは、どんな風に、どれ位の金額でジェイテクトから三重エデックに渡されていたのか?これは中間搾取ではないのか?

私達には解らない事だらけです。
今回、裁判という形で争う事になりましたが、雇い止めされてから既に2年以上
経過し、私達原告の中には生活に困窮し、生活保護受給者もおり、就職も困難
な状況下にあります。
津地方裁判所の裁判官におかれましては、厳正なる調査を行った上で、一刻
も早い公正な判断をお願いします。

      以   上







===UNION Mie===

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違法派遣=違法な労働者供給の実態を暴く

kage

2011/01/25 (Tue)

(ユニオンみえ機関紙「DonDon」39号から)

違法派遣=違法な労働者供給の実態を暴く
光洋熱処理ユニット 原告代表 對馬 純

=これまでの経過=
私たち原告4名は、アドパーツという派遣会社から、三重県亀山市にあるトヨタグループ・ジェイテクトの子会社である光洋熱処理に派遣されていました。リーマンショックによる不況で、平成21年2月28日で派遣切りに遭ったため、その年1月、三重一般労働組合に加入、団体交渉を申し入れたところ、その実態は違法な労働者供給(職業安定法44条違反)だったことが判りました。派遣元であるアドパーツとは、休業補償問題や寮費の違法な搾取問題の件で、昨年夏に和解しましたが、派遣先である光洋熱処理は一切団体交渉に応じなかった為、弁護団を結成し訴訟に踏み切る決断をしました。
 平成21年9月28日に不当労働行為救済申立を三重県労働委員会に申立て、同年11月16日に地位保全等仮処分申立・地位確認請求を津地方裁判所に申立てました。(裁判は原告4名、地労委救済申立は5名)
地位保全等仮処分申立については、平成22年10月26日、津地方裁判所はNTT京都偽装請負の判例を引用し、不当決定(却下)を下しました。他の申立事件については、現在も係争中です。

1、不当労働行為救済申立事件(平成21年(不)第3号 光洋熱処理事件)
平成21年9月28日三重県労働委員会に申立(団交拒否)。平成22年8月11日に追加申立(不利益取扱・支配介入)。
申立を行ってから1年が経過したが、未だに委員調査が続いています。地位保全等仮処分の動向も公益委員は注視しているようです。
平成23年1月13日の期日で、被申立人側から任意で是正指導書が提出される運びとなり、再度委員調査のあと、証人尋問に移行する予定です。

2、平成21年(ヨ)第97号 地位保全等仮処分申立事件(津地裁)
平成21年11月16日に申立、平成22年6月15日に結審。平成22年10月27日、津地方裁判所はNTT京都偽装請負の判例を引用し、不当決定(却下)を下しました。
平成22年11月10日に名古屋高裁へ即時抗告。
本件は、職安法44条違反で労働者供給事業と認定された事案であり、悪質であることから、必ずや良い決定が出る事を信じて、現在も闘っています。

3、平成21年(ワ)第799号 地位確認請求事件(津地裁)
平成21年11月16日に提訴。(平成22年5月26日に文書提出命令申立書を提出。)
仮処分申立と同じ日に提訴。昨年4月に裁判官が替わった。
現在、本案事件の審理はストップし、三重労働局が、被告である光洋熱処理に昨年7月23日に発した是正指導書の提出を求める文書提出命令申立の審理を現在行っているが、替わった裁判官が、文書提出命令申立に消極的で、場合によっては、(文書提出命令を)名古屋高裁へ抗告することも検討しています。
本案事件について、長期化は避けられないが、勝利に向けて現在も闘っています。

次回期日は平成23年3月24日に行われます。

4、その他の闘争
三重労働局に、労働基準法6条違反にかかわる情報開示、及び光洋熱処理に出された職安法第44条違反等の是正指導書の情報開示などの申告闘争を、昨年6月16日に行いました。
8月になって、一部ではあるが情報開示されたものの、証拠になるような物ではなく、大抵が墨塗りで出されてきました。これについては、不服申立を厚生労働省に提出し、1月上旬までに、2つの案件とも内閣府の情報公開審査会に意見書を提出したところまで進んでいます。

=おわりに=
私たちの事件は、労働局から職安法44条違反で労働者供給事業と認定され、松下PDP事件やNTT京都の事案とは全く違います。私たちはこの違法派遣の実態を明らかにすべく、現在もあらゆる手を駆使して闘っております。
全国の皆様のご支援・ご協力の程宜しくお願い致します。 

これが光洋熱処理が任意提出した職安法44条違反の是正指導書です。
(クリックすると拡大します)下記書面の高解像度のPDFはコチラ


次が、光洋熱処理が任意提出した職安法44条違反を認めた、改善方針書です。
(クリックすると拡大します)下記書面の高解像度のPDFはコチラ




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ユニオンみえ(三重一般労働組合)
1958年結成。三重県の個人加盟制労働組合。
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「解雇権の乱用」で提訴―ジェイテクト・三重エデックー

kage

2010/10/28 (Thu)

9月9日、
ジェイテクトユニットの4人の仲間が津地裁に対して
トヨタの一次下請け会社ジェイテクト
派遣会社・三重エデックに対して
不当解雇撤回と損害賠償を求めて提訴した。
4人の仲間は2006年から2007年の間に
三重エデックに雇用され、
ジェイテクトに派遣されていた。
形は請負になっていたが
実際はジェイテクトの社員から
直接仕事の指示を受けて働く、
いわゆる偽装請負の働き方だった。
ジェイテクトはこの働かせ方の違法性を認識してか、
2007年3月から、
3ヶ月更新の期間工に雇用形態を変更した。
4人はその後約2年間
この働き方でジェイテクトで働いてきたが
2009年2月
4人ともに雇止めが通告され、
3月に3人が、
12月に残りの1人が解雇された。

多くの所で2009年春派遣切り、
期間工切りで無惨にも一方的解雇にさらされ、
泣き寝入りさせられてきた。
ジェイテクトユニットの4人の仲間は、
期間工切りの不当解雇と真正面から立ち向かい
今回の提訴に踏み切った。

「ジェイテクトとの間には、
 就労当初より事実上の使用従属関係があり、
 期間のさだめなき労働契約が存在している。
 解雇は解雇権の乱用であり、無効」だ。

ジェイテクトはジェイテクトユニットの4人の仲間を
解雇した後も、
他社の応援部隊を導入したり、
最近では新たに求人を出したりしている。
ユニット代表の福島さんは、
「3年がんばったら社員になれるという言葉を信じて
 頑張ってきたのに、
 一方的にクビされた。」
「私たちはジェイテクトに戻りたいだけです。
 裁判を頑張って職場に戻りたい。」と訴えている。

一昨年から昨年にかけて数百万人の非正規労働者が
一方的に仕事を奪われた。
住む所もなく
有無を言わせず、職場から放り出された労働者は
数知れない。
ジェイテクトユニットの4人は、
こうした無数の声を代表したものだ。
ユニオンみえは全力をあげて4人と共にたたかう。




労働組合:ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
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元派遣労働者4人、ジェイテクトを提訴

kage

2010/09/09 (Thu)

――津地裁:不当解雇を主張――

■ユニオンみえ「偽装請負だった」
偽装請負で働かせた労働者を
形式的に期間雇用し、
解雇したのは不当であるとして、
トヨタ自動車グループの部品メーカー・
ジェイテクトの元従業員4名が
9月9日に津地方裁判所に提訴した。
4人は
三重県の個人加盟制労働組合・
ユニオンみえ(「連合」構成産別・全国ユニオン加盟)に
加盟し、
ジェイテクトに復職を求めてきたが
拒絶され、
提訴に及んだという。
また原告の一人は、
就職時に会社に申告した
HIV感染の事実を
無関係の従業員に言いふらされたとして
慰謝料の支払いも求めている。

原告らによると
4人はいずれも2006年に、
自動車部品製造・検査などの
構内請負作業員を募集していた
「三重エデック」(代表取締役:中川佳映)を通じて
ジェイテクト亀山工場で就労。
しかし実態は、
ジェイテクトの従業員らが
三重エデックの「請負社員」に
直接指揮命令する
偽装請負の状態であったという。

訴状によると
原告4人は2007年に
ジェイテクトに
直接雇用された形式となったが、
実際には「直接雇用」後も
三重エデックが
給与明細の交付や有給休暇の届出などの
労務管理を行なっていた。
しかし三重エデックの中川社長は、
「ウチとジェイテクトは
 特別な契約をしているから、
 ウチの子はジェイテクトの社員に
 なれるんや」とか、
「歳なんか関係ない。
 社員になれる」などと
「直接雇用」された原告らに
盛んに言っていたというのである。
だが、
4人は2009年に
「期間満了」を口実に
ジェイテクトから雇用関係を
打ち切られた。

原告代表の福島照子さん(52)は、
「歳なんか関係ない、
 頑張ったら社員になれるという
 言葉を信じて頑張ってきたのに、
 一方的にクビにされた。
 労働組合との団体交渉にも
 なかなか応じず、
 応じても話し合いもつかず、
 三重県労働委員会でのあっせんも
 決裂して
 裁判になってしまった」とコメント。
「ジェイテクトでは今、
 求人が出ている。
 私たちはずっと
 ジェイテクトに復職を求めて来たのに。
 私たちはただ、
 ジェイテクトに戻りたいだけ。
 裁判を頑張って職場に戻りたい」と
訴えた。

■「HIV感染の事実を言いふらされた」
また原告男性Aさん(46歳)は、
血が固まりにくく
出血すると血が止まらない障害が
あるにもかかわらず、
切り傷をつくって
出血する恐れのある業務に就かされた上、
ジェイテクト亀山工場の
女性看護師によって、
エイズウィルスに感染している事実を
不特定多数のジェイテクト従業員に
言いふらされたとして、
損害賠償の請求を併せて提起した。

訴状によればAさんは2006年に、
三重エデックに入社するにあたって
中川社長に、
自分はエイズウィルスに感染しており
血が止まりにくく、
障害者2級の認定を受けていることを
説明し、
診断書と障害者手帳のコピーを提出。
ジェイテクトによる「直接雇用」にあたっても
障害者枠扱いで入社し、
ジェイテクト亀山工場総務課の
渡邊係長に、
自分の病状を申告していた。
それに対して渡邊係長は、
「障害者なのでしたら、
 検査作業の方を担当してもらいます」
と答えたという。

ところが2007年2月ごろ、
Aさんはこの約束を破られて
回転砥石の交換を含む
「軌道研磨」の作業に回された。
「『大型のラインで欠員が出たから
  臨時で作業してくれ』と
 言われたんです。
 『私は血が出ると止まりませんから、
  巻き込まれ・はさまれ・切り傷の
  危険のある作業は出来ませんよ』と
 言ったんですけど、
 『もうすぐ新人さんが来るから、
  2・3日でいいから』と言われて
 やらされました。
 その『2・3日』が1週間延び、
 2週間延びで、
 結局半年させられました」。

「そもそも、
 砥石の交換は
 資格を持った人しかできない仕事。
 なのに私にさせるにあたって
 ジェイテクトでは監督指導もなく、
 『こうするんだよ』と見せた
 だけでした。
 危ないことがあるたびに、
 『現場を変えてください。
  元に戻して下さい』と言っていたのに、
 『次の人が来るまでお願いします。
  お願いします』というだけでした」
とAさんはいう。

みえ労災職業病センターの
大川徳雄事務局長は、
「この仕事は
 血が止まりにくい障害を持った人には
 やらせてはいけない仕事」と
指摘する。
「回転物はある、
 突起物はある、
 研磨剤は滑りやすいし、
 砥石のかけらが飛び散る可能性もある。
 砥石自体が切れやすい。
 砥石は、
 止まっていると思っても
 遠心力で動いていることもあり、
 切り傷をつくる原因には事欠かない」。

さらにAさんは、
ジェイテクトに勤務中、
反対番の友人から、
「何かきみのことで噂になっている」と
聞かされた。
そのころからAさんは、
車にひっかき傷を付けられたり、
タイヤをパンクさせられたりしたという。

「ジェイテクト亀山工場の女性看護師が、
 私がHIVに感染していることを
 他の従業員に
 言いふらしていたのです」。

ユニオンみえがこの件を
団体交渉で追及すると、
当初会社側は「知らなかった」と言い、
「持ち帰って確認します」と約束した。
そして、
8月19日に開かれた団体交渉の中で
会社側は、
「女性看護師が
 Aさんの病気についての情報を
 井戸端会議のように話したらしい」と
認めたという。

「私は、
 この女性看護師に
 病気にかかわる定期検診の結果を
 提出したりもしていました。
 そもそも、
 看護師というお仕事に就く人が
 患者の病気を言いふらすこと自体、
 一般人から見ればありえない話。
 しかも私の場合、
 病気が病気だというのに、
 不特定多数の人に
 言いふらしていたということ自体
 信じられません」と
Aさんは憤る。

原告代表の福島さんも、
「この看護婦さんはおしゃべりな人で、
 私たちに対しても検診のときに、
 『○○さん、
  ガンが見つかったらしいよー』
 なんてことを
 平気で言っていた」と振り返った。

■ジェイテクト広報グループのコメント
「訴状が届いていないので
 詳しいことは分からないが、
 三重エデックからは
 法令に基づいた手続きで
 労働者の派遣を受けていた。
 三重エデックが『請負』で
 募集広告を出していた事実は
 確認していない。
 その後、
 法令に基づいて
 期間雇用での直接雇用に切り替えた。
 Aさんの主張については
 事実関係に食い違いがあり、
 当社看護師が情報漏洩した事実はない。
 また、
 Aさんが従事した業務については
 現時点では確認できていない」。

■ユニオンみえの広岡法浄書記長
「労働者をあまりにもいい加減に扱い、
 解雇してきたのは
 ジェイテクトだけではない。
 全国何十万の非正規雇用の労働者たちが
 同様の仕打ちを受けてきた。
 だが、
 そうした人たちのほとんどは
 泣き寝入りを強いられている。
 私たちは、
 そうした労働者に組合に入ってもらって
 交渉を重ねてきたが、
 会社は悪びれずに
 法違反はないと突っ張って、
 労働者の権利を回復しようとはしない。
 労働者の権利が一方的に奪われて、
 使い捨てられることがないように、
 4人は提訴に踏み切った。
 ユニオンみえは全力で
 応援してゆきたい」。
JanJan blog 9月9日より加筆転載)


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労働組合:ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
「連合」構成単産・全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp

ジェイテクトの使い捨てを許さない

kage

2010/08/05 (Thu)

(ユニオンみえ機関紙「DonDon」37号から)

ジェイテクトユニット代表

私達4人(他、男性3人)は、
去年の3月に
ジェイテクト亀山工場
期間工員の雇い止めとなり、
ユニオンみえに加入してから
1年4ヶ月になります。
その間、
名古屋のミットランドにある
ジェイテクトの本社や
トヨタの本社にも行きました。
又、
光精工の人達や
名古屋ふれあいユニオンの方々とも
デモ行進をしました。
団交、あっせん等も行いましたが、
未払い賃金以外の事は
何も解決していません。
その後の団交も拒否されたままに
なっています。
派遣元である三重エデックとも
団交を行いましたが、
解決していません。
私達にしてみれば
両方共ずるい会社だと思っています。

ユニオンに入って
色んな人達と出会いました。
組合員である
Tさん、Kさん、Uさん、
同期だと言って
色々と協力して頂きました。
今回は裁判を行うことになりました。
(頼りない私達を
いつも気にかけてもらって、
有難うございます。
本当に感謝しています。)

この歳で初めてパソコンを使い
文章も打てるようになったのも
協力して頂いた組合員さん達のお蔭です。
まだまだ、
この先は長く続きそうだと思いますが、
根負けしないように
頑張っていきたいと思います。

裁判が始まれば他の組合員さん達にも
応援、協力をお願いするかと思いますが、
その時には宜しくお願い致します。


【参考記事】
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「派遣社員」4人がジェイテクト系会社を提訴

kage

2009/11/28 (Sat)

――直接雇用の確認求める――

■会社側、「調停中に提訴」と事実無根のコメント
トヨタ自動車グループのベアリングメーカー・
ジェイテクトの子会社である
光洋熱処理(本社:大阪府八尾市、代表取締役:前山義孝)の
三重県・亀山工場が、
「労働者派遣」を装って
違法に労働者の供給を受けていたとして
三重労働局から文書指導が行なわれている件で、
派遣労働者として働いていた對馬純さん(38歳)ら4名が
直接雇用の確認などを求め11月16日、
津地裁に提訴した。

このニュースは朝日新聞毎日新聞
読売新聞・中日新聞の各三重県版や
地方紙・伊勢新聞で報道された。
ところが、
その中で光洋熱処理の管理部(部長・井原順一氏)が
事実無根のコメントをしているとして、
4人の加盟する三重県の個人加盟制労働組合
ユニオンみえ「連合」構成単産・全国ユニオン加盟)は
11月18日、
光洋熱処理に抗議文をFAXのうえ郵送した。

光洋熱処理管理部は読売新聞の取材に対し、
「原告は県労働委員会に調停を申し立てており、
 現段階での提訴に困惑している」と
コメントしている(読売新聞三重版11月17日)。
しかし、
「このようなコメントを見て
 『困惑している』のはこちらの方だ」と
ユニオンみえは反発している。

對馬さんら原告が
三重県労働委員会に「調停を申し立て」た事実は
一切ない。
また労働組合としても、
ユニオンみえが「県労働委員会に調停を申し立て」た事実は
全くない。

ユニオンみえは、
光洋熱処理を相手として三重県労働委員会に
不当労働行為救済申立を行なっているが、
それは「調停」とは全く異なるものである。

不当労働行為救済申立は、
使用者が団交拒絶という違法行為を行なっている現状を
行政権限で糾すよう申し立てるものだ。
争議を平和的に解決するため
労使双方の申請に基づき
労働委員会の仲介を受ける「調停」とは
全く性格が異なっている。
ユニオンみえが三重県労働委員会に求めているのは
争議の「調停」などでなく、
法に基づき団体交渉応諾を
光洋熱処理に命令してもらうことである。

これらを混同した光洋熱処理のコメントは
毎日新聞にも見受けられる。
光洋熱処理井原順一管理部長は、
「原告とは県労働委員会で調停中だったので、
 提訴には驚いている」などと
コメントしているのだ(毎日新聞三重版11月17日)。
先に述べたとおり、
原告4人が光洋熱処理と
労働委員会で「調停中」であった事実はない。
またユニオンみえも、
不当労働行為の救済を
三重県労働委員会に申し立てた事実はあっても、
光洋熱処理との争議の「調停」を
労働委員会に申し立てた事実もない。

また確かに、
不当労働行為救済申立においても
労働委員会が仲介に乗り出し
円満な解決のために間を取り持つ場面もあるが、
今回の事件に限ってはそうした事実も全くない。
ユニオンみえの不当労働行為救済申立に対し
光洋熱処理側は
「本件申し立てを棄却するとの命令を求める。
 /……不当労働行為を構成する
 具体的事実に対する詳細な認否及び
 被申立人の主張は、
 追って準備書面にて行う」という
極めて短い「答弁書」を提出しただけの段階で、
労働委員会による「調停」など
行なわれようもない状況だ。
ユニオンみえは、
「光洋熱処理が
 意図的に嘘をついたようにしか思えない」と
主張している。

ユニオンみえは、
光洋熱処理が団体交渉に応じないので、
三重県労働委員会に
不当労働行為救済の申し立てを行なったのだ。
それとは別に、
對馬さんら4人は解雇で生活も逼迫しており、
会社が直接雇用を認めないので、
津地方裁判所に地位確認の訴訟を
行なわざるをえなかった。
労働組合が労働委員会に
不当労働行為の救済を申し立てて
解決できる問題(団体交渉開催)と、
個々の労働者が
裁判所に提訴して解決できる問題
(直接雇用の確認・解雇撤回)とは
全く別個の問題である。
労組が不当労働行為救済申立を行なっているから
労働者は自己の権利を主張して
裁判を起こしてはならないなどという道理は
どこにもない。
對馬さんら4名の津地裁への提訴は、
違法に労働者供給された末にクビを切られ、
労組を通じての団体交渉をも拒絶されている労働者の
やむにやまれぬ行為として
極めて当然のものなのだ。

にもかかわらず光洋熱処理は、
對馬さんら4人が
県労働委員会という第三者の調停を受けている最中に
不誠実にも一方的に提訴に踏み切ったかのような
事実無根のコメントを報道各社に寄せ、
對馬さんら4人の名誉を広く傷つけたのである。
「一体何の恨みがあって
 このような卑劣な嘘をつくのか」と
ユニオンみえは強く抗議している。

労働組合との話し合いを通じた解決を拒絶したのは
光洋熱処理の側なのだ。
その光洋熱処理が、
労働者が司法を通じての事態の前進をめざして
提訴に踏み切ったことを
「困惑している」だの「驚いている」だのと
非難がましく言うのは筋違いも甚だしい。

そもそも光洋熱処理は、
労働者に対してこれだけの仕打ちをしておきながら、
労働者から訴えられるということは
全く考えもしなかったのか。
本来 光洋熱処理は、
職業安定法違反の労働者供給という、
訴えられて当然の悪いことをしでかしたのであるから、
いつ訴えられてもおかしくないと
ビクビクしているのが普通である。
ところが何と光洋熱処理は
對馬さんら4名に訴えられて
「困惑している」・「驚いている」というのである。
「どこまで労働者を見くびれば気が済むのだろうかと、
 当労組はその事実自体、
 『困惑して』、『驚いて』受け止めざるをえません。
 御社が、
 労組との話し合いを通じて解決に尽力しない限り、
 遅かれ早かれこうなることは
 最初から目に見えていたではありませんか」と
ユニオンみえは抗議文の中で厳しく指弾している。

ユニオンみえは、
「對馬さんら4名が
 調停申し立て中に一方的に提訴に及んだ」という
誤ったイメージをマスコミを通じて流布させたとして、
光洋熱処理管理部部長・井原順一氏の
謝罪と釈明とを要求し、
11月20日午後6時までに
文書またはFAXで回答するよう光洋熱処理に求めた。
しかし11月27日現在、
光洋熱処理からは一切の回答が来ていない。
(インターネット新聞「JANJAN」
 11月28日より加筆転載)


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