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カテゴリ:ユニオンみえの日常 の記事リスト(エントリー順)

平和も生活も団結力で闘いとろう!         執行委員長  塩田 至

kage

2015/02/04 (Wed)


 昨年末の総選挙では、自民党・公明党が圧勝する結果になりました。今の小選挙区制の選挙制度と投票率の低さからすると、この結果はある程度予測されるものでありました。
 安倍自民党は、この選挙で経済問題を主な争点として押し出し、『アベノミクス』をさらに推し進めるのか、それとも止めるのかに論点を絞って宣伝しました。安倍自公政権がこの分野でやってきたことは、一部の輸出大企業の業績は拡大したけれども、圧倒的多数の中小企業や、とりわけ労働者民衆にとっては物価高をもたらし、業績悪化や生活条件の困難さをもたらしてきたばかりです。

 最近、安倍政権は社会保障費を削ると言っています。かつて安倍の師匠である小泉首相は、「社会保障費を削れるだけ削れ。そうすれば消費税を上げても良いという世論が生まれてくる。」ということを言っていました。安倍政権は、増税分は社会保障に全てを使うという宣伝のもとに、昨年4月消費税を上げました。しかし、現実には大企業の減税や軍事費の増大には熱心だけれども、社会保障費などは削ると言っています。『アベノミクス』の実態は、まさにこういうものでしかないと言うことです。

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 安倍自民党は、総選挙で『アベノミクス選挙』などと言って経済問題ばかりを宣伝していましたが、実際はそんなものではありません。安倍自民党は選挙が終わるやすぐに集団的自衛権行使に向けた関連法案に着手し、秘密保護法の施行や、武器輸出を活発に進めるなど戦争が出来る体制づくりを進めています。沖縄での辺野古新基地建設・原発再稼働の推進・TPP交渉の加速など、大企業の意向に沿って日本社会の大変革をしようとしています。自民党は単独ででも憲法改悪の道につき進もうともしています。
 公明党がブレーキをかけているという人もいますが、公明党は自民党に引きずられ続けていて力になっていません。この状況に対していま日本中で様々な闘いが取り組まれています。自分たちの団結の力で安倍政権の暴走を止めていかなければなりません。ただ、これらの闘いに若者の参加が少ないのが気にかかります。
 今年の春闘も、安倍政権が主導する「官製春闘」だという声があがっていますが、わたしたちは自分たちの力で生きるための賃上げを勝ち取っていきたいと思っています。平和の問題も、自分たちの生活の問題も私たち自身の団結の力で勝ち取ってこそ、本当の力になっていきます。今年も頑張りましょう。

(「ユニオンみえ2015年旗びらき」でのあいさつより)



Don2 第54号 いいたい放題                 本部書記長  広岡法浄

kage

2015/02/04 (Wed)

 この正月、思いを新たにしたのだが、私たちがユニオン運動に参加した1995年は日本のみならず、世界にとって歴史的転換期であった。まず、阪神大震災の年だ。この地震が、近年の日本列島の地殻変動の始まりで、鳥取西部地震、中越地震、中越沖地震、能登半島地震、東日本大震災と続き、これから起こることが確実な南海トラフ地震に連動する地殻が動き出した年だったのだ。
 そして、日経連が新時代の日本的経営を発表した年でもある。これ以降、企業は非正規雇用労働者を飛躍的に増やし、国は企業の要請に応えて限定されていた派遣業種を原則自由化し、工場にも派遣を認めるなどの派遣法の改悪を行い、日経連の提言の具体化を後押ししてきた。
 もうひとつ、時代を画する大きな変化が起きた年でもある。アメリカが金融帝国を確固たるものにした年であるという。いわゆるグローバルマネーが自由に国境を越えて移動できるようになり、現在のグローバル経済が本格的にはじまった年なのだ。

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 昨年の経済関係の新書でベストセラーになった本で集英社から出された「資本主義の終焉と歴史の危機」という本がある。著者・水野和夫さんは三菱UFJ証券のチーフエコノミストをしていてその後、民主党政権の内閣官房内閣審議官などを務め、現在、日大国際関係学部の教授をしている人物だが、水野さんは1997年に山一證券などが破綻し、国債利回りが低下して以降、日本の国債の利回りが景気の拡大があっても一向に2%を超えず、超低金利の時代が続くことに疑問を抱き、そのことを考え続けたという。そして、資本主義の歴史を調べる中で、資本主義が拡大再生産できなくなっているため、限界に達していて終焉の時期を迎えていることを発見した。
2.jpg 資本の実物投資の利潤率が低下し、工場やビルを建てても、投資に見合うお金を稼げなくなっている、実物に投資する先が見当たらなくなっている。そこで、新たに土地や証券といった架空の投資先を作り出し、バブルを発生させて資本主義がまだ正常に動いているかのように偽装している。最終局面を迎えた資本主義の最後のあがきにより、たとえ経済が成長しても労働者の賃金が下がり続ける。資本主義の成立条件は「周辺」が存在することにあり、安く仕入れて高く売ることが前提であるが、安く仕入れる先がグローバル化の中で成長し、全地球が均質化することにより無くなってきた結果、国家の内側に無理やり「周辺」を作り出している。中心はウォール街であり、周辺はサブプライム・ローンの借手=低所得層、日本では多国籍企業が中心で周辺は非正規雇用労働者。国家がそれを後押しし、経営者に有利な法律を作り、破綻すれば税金でこれを救済する。かくして、国内の貧富の差が拡大し、金持ちはますます金持ちになり、それに比例して貧困層が急増する。
 私たちがユニオン運動を始めたのがこのように、グローバル経済が始動し、国内に「周辺」である非正規雇用労働者が資本主義の延命のために意図的に作り出された1995年だったことは運命なのか。

 私はこの正月、水野さんのこの本を読んでいて、ユニオン運動の進め方についても考えさせられた。これまでにやってきた運動、個々の問題の解決や、問題を社会化すること、労働規制緩和に反対することだけでは不十分だと。一刻も早く賞味期限切れした資本主義を終わらせ、国民が幸せになれる新たな社会システムを作り出す運動も必要だと。
水野さんは証券マンの立場から超低金利が続く訳が気になり、資本主義が限界を迎え、終焉が近づいていることを発見した。ならば、私は資本主義を早く終わらせるための運動、資本主義に替わる新たなシステムの構築を模索したい。
その手始めに、この1月からユニオン塾の「ミニ塾」で水野さんの本をテキストにみんなで勉強を始めたい。
 
 コミュニティ・ユニオンはまだまだ小さな組織で、社会的影響力も小さいが、その歴史と使命は他のいかなる労働組合・組織にも劣らない。コミュニティ・ユニオンは出生の時から非正規雇用労働者の受け皿組織として出発し、以来、最も弱い、まさにグローバル資本主義によってその周辺とされ、強い搾取を受け、資本主義の延命のために作り出された労働者のために闘い続けてきた組織であり、他にそのような組織はない。私たちが20年前にこの組織に加入した選択は正しかった。そして、今までユニオン運動を推進してこられたのは全国の仲間と日々、協力してくれる組合員のおかげである。20年を契機に、世界と人類の将来に目を開いた運動を展望したい。正月は良いもんだ。リフレッシュでき、勉強もできて気が大きくなる。
「ミニ塾」ひとりでもはじめていますので、良かったら覗いてください。毎月、月初めの火曜日を中心に開催したいと考えています。自家焙煎のコーヒー、自家発酵のヨーグルトなども用意したいと考えています。



第45回 ユニオン塾とクリスマスパーティーに参加して

kage

2014/02/24 (Mon)

45回 ユニオン塾とクリスマスパーティーに参加して

SPUのメンバーの話では、本国フィリピンのクリスマスは大変賑やかで、“September”“October”“November”“Decrmber”という風に、“―ber”がつく月のはじめ9月からクリスマスの飾り付けがはじまるというのに、日本のクリスマスは仕事も通常道理、学校も普通にあり、少しさびしいということだった。

 お祭り好きのフィリピンでは、クリスマスだけでなく、新年は爆竹などでお祝いがあるという。4か月前から準備にかかる彼らにとっては、日本でのクリスマスイブが少し地味に映るようだ。しかし、ここ「ユニオンみえ」のクリスマスパーティーは、「ユニオン塾」「解決報告会」と内容はてんこ盛りである。きっと、かれらも楽しい一日を過ごしたと思う。 

 今回の「ユニオン塾」は、「在日フィリピン人~日比交流の歴史とフィリピン系の子どもたちの増加を中心に」というテーマで、静岡県立大学の高畑 幸先生の報告であった。報告では、GDPの1割が海外からの送金だという「出稼ぎ大国」であるフィリピンの出稼ぎの特徴を整理してくれた。以下では、その報告内容について少し紹介しよう。

現在、日本で暮らすフィリピン人は209376人である(2011年末現在、外国人登録者数より)、かつては、彼ら彼女らの多くは、「興行労働者」と「結婚移民」だったが、現在は、「日系人・新日系人」の来日による定住層が増加しているという(1996年の入管通達:日本国籍の子を養育する親に定住資格、2006年の在留特別許可ガイドライン、2009年の改正国籍法施行:国際婚外子が生後認知で日本国籍取得による)。その結果、国際結婚や第二世代や1.5世代の呼び寄せなどによる、①日本人とフィリピン人の国際結婚家庭の子ども、②呼び寄せの子ども、③日系フィリピン人(戦前の日本人移民の子孫。34世)、④新日系人(2009年の改正国籍法施行、多くは1990年代以降生まれの日系フィリピン人)などフィリピン語を母語とする子どもたちの教育問題が重要になっている。子どもたちへの支援が、実は、その親世代の職業訓練やキャリアアップ、日本での生きがいづくりになることや、なによりも重要なことは、日本生まれの場合、フィリピン系としてのアイデンティティが否定されない環境づくりのきっかけになる言語・文化の学習機会の確保である。また、子どもをとおして、フィリピン人の母親同士の情報交換の場づくり、特に母子世帯の困窮、福祉的課題などの情報の多言語化が行政機関にとって、地域社会にとって急務だという指摘があった。

高畑先生の報告後、参加したユニオンみえのSPUのメンバーと他のメンバーと活発な意見が出た。報告内容から、日本人メンバーは、SPUメンバーの日本へ来た背景や生活課題に気付くことができ、また一方のSPUのメンバーは、報告後の質問に答えることで、自分たちの現実をきちんと伝える機会をとおして仲間たちとの交流を深められたといえる。

「ユニオン塾」後の解決報告会は、メンバー一人ひとりが苦しみながら戦ってきた解決報告と経過報告ではあるが、報告者は、真剣に耳を傾けるユニオンの仲間にまた背中を押してもらえる瞬間である、何よりも重要なことは、他のメンバーにとって、かつての自分の問題解決にユニオンの仲間たちが励ましてくれた記憶がよみがえる瞬間であった。

 その後のクリスマスパーティーは、2階の事務所いっぱいに人が溢れるくらい盛況であった。メンバー手作りのクリスマスツリーのデコレーションの特大ケーキが2つ、その周りには肉とソーセージなどを柔らかく煮込んだフェイジョアーダ、サツマイモのマンジョッカ・フリッタのブラジル料理やあっさりしたパイ包みのボリビヤ料理、フィリピン料理、メンバーのひとりがこの日のために早朝に奈良まで行って並んで買ってきた黍団子などなど。メンバーの出身地の多さを物語る国際色豊かな料理がテーブルの上に並んだ。みんな、どの料理が一番おいしいか、こぞって「にわか料理評論家」になる。

 母国の味、他のメンバーの出身国の味を堪能しながら、楽しい話題が咲く中、最後の仕上げはビンゴ大会だった。メンバーの子供たちも参加しての賑やかな一日となった。

 日頃、会う機会が少ない、日系ブラジル人、ペルー人のメンバーとSPUのメンバー、日本人のメンバー、誰もがユニオンのメンバーであるという1点で、この場に集う。

 参加したメンバーたちは、仲間たちと、たくさん食べて、たくさんしゃべって、明日のためのエネルギーを充電したと思う。外からみたら、ユニオンの活動は、雇用悪化のなかで、解雇撤回、裁判闘争など嵐のなかを進む小舟のように小さな存在に見えるかもしれないが、小さな小舟でもしっかり舵をとり、航路を進んでいけば、やがて、雲のむこうから光がさし、嵐を回避して明日に進んでいける。そのためのエネルギーを充電したひと時だったと思う。

(文貞實)


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2014年旗開き盛大に行う

kage

2014/02/24 (Mon)

 1月10日午後6時30分より、教育文化会館において新年恒例の“旗開き”が行われました。70名程の参加者で会場は熱気にあふれました。塩田委員長の出身分会である鈴鹿さくら病院を筆頭に、昨年10月新たなに分会を結成し、わたしたちユニオンみえに加わった亀山自動車学校の仲間達、三重高等自動車学校の仲間達、そして昨年の一時金を巡って今も戦いを継続している長嶋自動車学校の仲間、トーア自動車学校の仲間をはじめてした自動車学校分会の紹介と挨拶。
 続いて参加者それぞれの自己紹介と盛況のうちに終了しました。
 
 新年早々事務所のオープン以来相続が殺到し、今年も多忙な一年になると思われます。
1月17日には鈴鹿さくら病院のスト中止賠償裁判が結審を迎えます。そしてそれに引き続き、憲法で認められている労働三権のひとつ争議権を否定する判断を下した三重地裁に対して団結賠償を請求する裁判をも見据えながらわたしたちの戦う態勢を強固にしていくことが重要だと思います。
 
 相手にとって不足なしというより、国を相手にし、国家権力そのものに対して異を唱える戦いなので、厳しい状況になると思われます。
 しかし、正しいものは正しいと主張してこそ、真理が真理足りえるのではないでしょうか。わたしたちユニオンみえの正当性を証明しスト中止の を下した津地裁のほどを、判断を、その誤りを認めさせるためにも、一歩も引かず戦うことが重要だと思います。

(ローカルネット Hさん)




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放言ーいいたいほうだいー第42回

kage

2013/12/20 (Fri)

放言(いいたいほうだい) 42   本部書記長 広岡法浄

 

いくつかの闘争が決着した。そこで言いたい放題、実名を上げて出したいところではあるが私の意に反し、その多くが公表できない条項、いわゆる口外禁止条項が入っている。「言いたい放題」にならないので、ここで書くのはいかがなものかという指摘が当然あると思うが、いくつかの教訓があるので、実名を挙げない形で報告し、考察してみたい。

ひとつはトヨタ系の大企業での争議だ。もう、4年半も闘ってきた。派遣切りの嵐が吹き荒れたリーマンショックにより、期間工全員が解雇された。団交・労働委員会斡旋では決着せず、裁判での闘いに入っていった。集団での闘いではあったが、それぞれの生活があり、働かなければ生きていけない。一日も早く決着したいが、地裁での和解も不調に終わった。それだけ、会社が強気ということだ。これまで、大阪本社などへの抗議行動を提起はしたが、ノリがイマイチ良くなかった。会社は判決が出されても負ける可能性はないと踏んで和解しなかっただけではなく、組合員の足元を見て、行動を起こされる可能性も闘いが激化する可能性もないと踏んでの対応だ。組合員も弁護団も高裁にかけた。地裁判決を様々な角度から批判する文書が作成され、提出された。しかし、高裁での裁判官の心証は地裁判決を覆すものではなく、1回で結審してしまった。このままではまた敗訴で終わってしまう。ここは一番、行動を起こす時だ。愛知のユニオン共同行動に合わせ、名古屋のど真ん中での行動を展開した。トヨタ本体にも切り込んでの行動だ。担当者は組合の申し入れの受け取りをも拒否するという不誠実な対応をしてきた。一緒に行った支援のメンバーが唖然とする中、私はしつこく食い下がり、子会社に申し入れがあったことを伝えることを約束させた。後日、裁判所で和解が成立した。会社は和解したこと自体も公表しないことを条件に金銭和解した。通常なら和解した事実については公表OKなのだが、よほど和解したくなかったようだ。ここ一番の行動なしには和解できなかった案件だ。

次に紹介したいのは中小というか零細企業だ。連合傘下の組合として発足したが、上部団体の某労組は会社の言い分に理解を示し、組合員を抑えにまわった。そんな上部団体では入っている意味がないと脱退。上部組織なしでやってきたが、ますます舐められる。そこでユニオンみえに加入し闘ってきた。会社は弁護士を雇って抑えにかかったが、徒労に終わった。一旦は組合に譲歩したが、本心ではなかった。ユニオンみえと対決することで多数の会社の顧問を引き受けている弁護士を新たに雇い入れ、一切譲歩しない姿勢で攻勢をかけてきた。「ストライキをしたら会社は潰れる。ストライキは労働者の権利だから会社はしろともするなとも言える立場にない。やるのは自由だ。ただし、譲歩はできない。会社が潰れたら組合のせいだ。」と組合を挑発してきた。一気に全面ストに入って弁護士をギャフンと言わせたい。血気にはやる組合員をなだめ、組合の内部崩壊を狙った作戦であることを説明し、持久戦に入ることにした。さまざまな闘いを組合わせ、徐々に戦術をエスカレートしていった。とてつもなく暑い夏の炎天下での闘いであまり白くもない顔が黒光りするようになっていった。ようやく秋風(ビールは秋味が出回った)が立ち始めた頃、事態は動いた。泣く子と地頭には勝てない。社長が弁護士の反対を押し切って和解を申し出た。組合の要求が通り、労使協調による経営改善をはかる約束がなされた。勝つまで闘う決意と適切な戦術の組み合わせによる団結の維持による勝利だ。

まだ継続中ではあるが、T社の闘いも紹介したい。たったひとりのストライキで事態をオセロゲームのごとくひっくり返したあの戦いだ。ストライキの前と後で会社の対応が反転した。ストの前は団交で会社側が机を叩いて組合を挑発し、一方的に退席していった。それがストライキを決行した途端、「広岡さんにはいろいろご指導願いたい」という。気持ちが悪いこと、この上ない。ユニオンみえの戦いは正義の戦いだ。たとえ一人になっても、戦う組合員がいる限り戦いつづける。

もう一つ紹介したい闘いがある。会社の攻撃に対し抗議行動を展開し、労働委員会闘争・裁判闘争に入らんと準備を進めた矢先の事、社長から会談を申し入れられた。組合員と相談し、会うことに。これからの戦いの見通しを説明し、組合との闘争に入ることがいかに愚かで会社にとってマイナスになるかを説いた。社長は理解を示し、双方が反省すべきは反省すること、今後円満な労使関係を築くために努力すること、さらに、誠実団交、事前協議の条項をいれプラスアルファを加えて和解した。戦うことと、和解すること。いずれも運動の前進を目的になされなければならない。

いろいろ紹介してきたが、戦いがいつも勝利するわけではない。勝つ時も負ける時もある。問題はいつ、いかに闘い、勝つか。いかに負けるか。だ。今でしょう!!

今、安倍内閣が日本の労働者にとんでもない攻撃をかけてきている。経済特区を作り、その中では労働基準法の効力を一部停止させることができる、シャバでやるとブラック企業と言われることが特区では合法でどの企業も許される、まさにおとぎの国を出現させるマジックだ。東京・名古屋・大阪に限ると言っているが、地方の事業所・工場でも本社がこの3つのどれかであればOKだという。相手は安倍内閣、中小企業のオヤジではないが、戦う時だ。さすがに、厚生労働省もこの構想にはすんなりと従う姿勢ではない。大臣の田村は三重県選出の議員だ。初めて当選したときは自社さ政権の時で、動員に駆り出されたこともある。さまざまな方法を駆使し、特区構想を潰すことが今求められている。日本のすべての労働者の運命がかかっている。さすがに連合も反対だ。協力できるあらゆる勢力と手を携えることも重要な課題だ。

 




 2013/10/10

「だんご」になってユニオン運動の担い手を増やす 第56回ユニオンみえ定期大会

kage

2013/10/10 (Thu)

「だんご」になってユニオン運動の担い手を増やす
――― 第56回ユニオンみえ定期大会 ―――

 10月6日、津市でユニオンみえ(三重一般労働組合)の第56回定期大会が開催された。
 午前10時、全代議員60名中57名の代議員と執行部、傍聴者、来賓の方々の出席でサンワーク津の大きな研修室をいっぱいにして定期大会が開始された。塩田委員長は、あいさつで安倍政権が衆参両院の過半数を制した状況下で、消費税の増税を決定し、原発再稼働を後押しし、米軍との共同行動をすすめるために集団的自衛権の行使に意欲を見せるなど、反動攻勢を一気に推しすすめようとしていること。労働政策においては「世界一企業が活動しやすい国」にするなどと言って、解雇の自由化、非正規労働者の増加などの経営者のやりたい放題の制度導入をもくろんでいることに対して、緊張して対抗し、たたかう体制を築かなければならないことを提起した。
 来賓として、全国ユニオンの鈴木さん、名古屋ふれあいユニオンの浅野さん、ユニオン・サポートみえの宮西さん、社民党三重県連合の佐藤さんから連帯のあいさつを頂いた。愛知連帯ユニオンの松本さんの出席も頂いた。

 議事にはいって、広岡書記長から昨年度の経過報告が行われた。鈴鹿さくら病院でのスト禁止仮処分の決定、勢州運輸や長島総合自動車学校での代理人弁護士による組合への対決、都築工業での猛烈な組合つぶし攻撃など、あたり前の組合活動に対する挑戦が特に目立った。この一年は、これらの攻勢に対して慎重かつ大胆にたたかいを組織し、いくつかの職場で経営側の攻撃を打ち破ってきた。厳しいがユニオンの団結を強める一年であったことが報告された。続いて2014年度の方針としては、ユニオンの活動家の層を厚くすること。この中で執行部の若返りをはかっていくことが提案された。提案は出席代議員全員の賛成で決定された。
 午後からは、コミュニティ・ユニオン全国ネットの岡本さんが応援にかけつけてくれた。岡本さんは、安倍政権のすすめる労働の規制緩和に対して、幅広い反対運動を組織し対抗していく必要があることを訴えた。また、10月19日・20日の山形県での全国交流集会に参加して交流を深めるように呼びかけた。
 大会は塩田委員長のもとに、新たに3人の女性執行委員を加えた 12人の執行部を選出した。団結ガンバローを全員で唱えた。最後に組合員が手作りで持ち寄ったごちそうをテーブルに並べて、交流パーティーをおこなった。大会での緊張から解き放たれて、腹いっぱいにごちそうを食べながら、テーブル毎に歓談の輪が拡がった。また一年ガンバロウという気持ちになった。

第56回ユニオンみえ定期大会

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