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ジェイテクト:団交開催引延ばしで100日経過

kage

2009/06/22 (Mon)

――労組、6回目の団体交渉申し入れ――

■4月21日付申し入れにいまだ回答無し
トヨタ自動車グループ
機械・自動車部品メーカーであるジェイテクトは、
今年3月6日に労働組合から申し入れられた、
期間従業員の「雇い止め」問題についての
団体交渉の申し入れにいまだに応じていない。
ジェイテクトは、
在職中の従業員の春闘交渉には応じているが、
「期間従業員」の雇い止め問題については、
「議題が明確でない」などと難癖を付け、
今日まで100日以上、
団体交渉への応諾を引き延ばしている。

「雇い止め」された期間従業員らが加盟する
三重県の個人加盟制労働組合・
ユニオンみえ「連合」単産・全国ユニオン加盟)は
6月16日、
期間従業員の雇用継続などについての
団体交渉を改めて会社に申し入れた。
 
ユニオンみえがこの問題についてジェイテクトに
団体交渉申し入れを初めて行なったのは
3月6日のことである。
しかしながら、
期間従業員の雇用問題については
申し入れ事項の1つとして実行はもとより、
交渉すら行なわれないまま
すでに100日以上を経過したことに、
当該労働者らは大きな憤りを感じている。
100日を越える
ジェイテクトの陰湿な交渉引き延ばし姿勢が、
当該労働者らの精神状態を
極限状態にまで追いやっていることは
言を要さない。

ユニオンみえは4月21日付で
同様の団体交渉申し入れ(4回目)を
行なったところ、
ジェイテクトからは4月27日付で、
「回答は後日、郵送にてご連絡いたします」との
「連絡書」が送付されてきた。
ところがそれから1ヶ月以上経った今なお、
「後日」の「郵送」での「連絡」は、
ユニオンみえにはいくら待っても届かないのである。
約束したはずの
4月21日付申し入れへの回答は
一体どうなっているのか。
そもそもジェイテクトには、
労働組合の申し入れに
まじめに対応するつもりがあるのだろうか。
 
ユニオンみえはやむを得ず、
5月25日にはジェイテクト名古屋本社に、
事前に訪問の予定をFAXした上で
直接おもむき、
期間従業員雇い止め問題に加え、
在職中従業員の春闘問題での
団体交渉の申し入れ
(期間従業員雇い止め問題では5回目)
を行なったが、
ジェイテクトは申し入れを行なった
ユニオンみえ・広岡法浄書記長に対し
「バカヤロウ」と発言。
5月28日には
春闘問題についてのみ回答を行ない、
期間従業員雇い止め問題については
一切無視を決め込んだのである。
労働組合に対する
この傲慢で不遜な態度は、
一体どういう了見に基づくものなのだろうか。
「無視しておけば
 そのうち諦めておとなしくなるだろう」と
タカをくくっているのだろうか。

■期間従業員の雇用継続問題
ジェイテクトは
ユニオンみえの求める団体交渉議題である、
「(1)ユニオンみえ組合員
 Fさん・Sさん・Tさん・Iさんの雇用継続」
については、
すでに4月16日付「連絡書」の時点で
「議題(1)についての事実関係及び
 当社の考えは、
 先般(筆者注:4月7日)ご連絡したとおりです」
とのみ回答し、
新たな論点を持ち出すことが
できない状態にある。
ユニオンみえの側は
「先般」の「ご連絡」(4月7日付「連絡書」)を
踏まえた上で、
4月8日の第3回目の団体交渉申し入れの中で、
ユニオン側の認識する事実関係及び
ユニオンの考えを明確に連絡し、
労使双方が同じテーブルに着き、
互いの証言や証拠をつきあわす中で
事実認識及び主張の差を埋める作業に
移りたいと要求している。
 
これについては、
これまでの100日以上に及ぶ
文書のやりとりの中で
すでに交渉議題は明確になっており、
これ以上「事前折衝」を必要とする
余地はない。
(もしあるのなら、
 なぜジェイテクトは4月27日以来、
 本件についてユニオンみえに
 何らの「折衝」を求めず、
 だんまりを決め込んできたのだろうか)。

■「雇い止め」された期間従業員の会社寮問題
次にユニオンみえの求める
団体交渉議題である
「(2)ユニオンみえ組合員・Iさんの
 会社寮に関する問題」についても、
ユニオンみえはジェイテクトの要請通り、
4月21日の
団体交渉申し入れ(4回目)の中で、
「時期は何時まで、
 どのような条件で引き続き住みたいのか」
に関し具体的に明確化した。
以来 ジェイテクトからは
ユニオンみえの要求が
依然不明確であるとの指摘は出ていない。
ただちに交渉のテーブルに着き、
団体交渉の議題とするべきだ。

■血友病患者に切傷危険作業問題
さらにユニオンみえの求める
団体交渉議題である
「(3)血友病患者である
 ユニオンみえ組合員・Tさんに
 切傷危険作業をさせた問題」についても、
ユニオンみえはジェイテクトの要請通り、
組合側が
「具体的に、どういった根拠で、
 何を要求」しているのかを
4月21日の団体交渉申し入れ(4回目)の中で
明確にした。
それに対する疑問などは、
現時点に至るまで
ジェイテクトから呈されたことはない。
ジェイテクトは、
6月8日の、
在職労働者の春闘問題に関する交渉の席上で、
いきなり本件についての「説明」を
一方的に行なったが、
ユニオンが求めているのは
使用者側からの一方的な「説明」ではなく、
対等な労使交渉のテーブルにおける
話し合いである。

そもそも、
「団体交渉事項は、
 ・・・(在職組合員である)M氏に関する事項・・・に
 限ること」と限定してきたのは
ジェイテクトの側であり、
ユニオンみえはそれを信じて
当日の春闘交渉に
当該労働者であるTさんを同席させていなかった。
当該労働者のいないところで
いきなり一方的に「説明」されても、
ユニオン側ではそれに反論することもできない。
極めてアンフェアなやり方であると
断じざるを得ない。
ユニオンみえはただちに、
本件を交渉議題とする団体交渉を
開催するよう要求している。

■有休強制使用問題
最後に、
ユニオンみえの求める団体交渉議題である、
「(4)1月17日以降の会社都合による
 休業について、
 会社が休業手当金を支払うことによってではなく、
 個人の有休を消化させて対応している件」について、
ジェイテクトはすでに、
在職中の組合員である
「M氏の1月17日の
 年次有給休暇の計画的付与について」を
議題として
4月27日、6月8日の両日に
ユニオンみえと団体交渉を行なっており、
1月17日時点で
ジェイテクト従業員であったことが明らかである
期間従業員Fさん・Sさん・Tさん・Iさんについても
団体交渉を行なうことを
頑なに引き延ばす理由が理解できない。

■労働者の使い捨ては許さない!
ユニオンみえはジェイテクトの要請に誠実に応え、
これまでのやりとりの中で
議題を明確に提示してきた。
ジェイテクトには団体交渉の開催を
これ以上引き延ばす
一片の道理も残されていない。

100日に及ぶ
この間のジェイテクトの執拗な
団体交渉引き延ばしは、
それがそのままジェイテクトの、
期間従業員を軽んじる、
人間を人間と見ない傲慢な姿勢を
反映するものに筆者には映る。
また、
少数派労組を愚弄するものに他ならない。
(ジェイテクトの期間従業員達は、
 多数派労組を拒絶して
 ユニオンに加盟しているのではなく、
 期間従業員であるがゆえに
 多数派労組に加盟する資格を持たないので
 ユニオンみえに結集せざるを得なかったのだ。
 そのユニオンみえに対する愚弄は、
 多数派労組に加入できない
 期間従業員一般への侮辱でもある)。
 
ジェイテクト期間従業員「雇い止め」問題に関する
ユニオンみえの団体交渉申し入れも
ついに6度目になる。
ジェイテクトは多数派労働組合に対しても、
この様な態度を取るのだろうか。
もういい加減にしようではないか。

ユニオンみえと同じ、
コミュニティユニオン全国ネットワーク
仲間である
管理職ユニオン東海組合員・田中光太郎さんが、
6月中にジェイテクトに対し
地位確認の訴訟を提起することが明らかになった。
田中さんは
ジェイテクト岡崎花園技術センター勤務の
正社員であったにもかかわらず、
うつ病休職からの復職という
明らかな義務的団交事項について
ジェイテクトは管理職ユニオン東海との
団体交渉を拒絶したというのである。
自らのしたことの正当性を主張するなら、
なぜ正々堂々と
労働組合と話し合いのテーブルに
着くことすらできないのか。

5月25日、
ユニオンみえは管理職ユニオン東海や
名古屋ふれあいユニオンなど
地域の友好労組とともに
「生きさせろ!名古屋大行動」を行ない、
ジェイテクト本社が入居する
名古屋駅前・ミッドランドスクエアを
怒りの声で包囲した。
団体交渉申入書の中で
ユニオンみえは、
「ジェイテクトが
 これ以上理不尽な振る舞いを続けるならば、
 当労組は全国の仲間たちと共に
 何度でもジェイテクトを社会的に包囲し、
 トヨタグループ全体を貫く大闘争によって
 必ずや団体交渉の扉を切り開く覚悟です」と
宣言している。

ジェイテクトは期間従業員雇い止め問題について
ただちに労働組合と団体交渉を開くべきだ。
労働者の使い捨ては、
決して無責任に行なわれてはならない。
(インターネット新聞「JANJAN」2009/06/22号から
 加筆転載)


【参考記事】
ジェイテクトで団交拒絶続発
ジェイテクト、団交なお引き延ばし
ジェイテクト、3たび団交引き延ばし
ジェイテクト、ついに「団体交渉に応じる」と回答
ジェイテクト、未払い賃金を「期間工」らに支払い
ジェイテクト亀山工場でストライキ決行


労働組合:ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
連合単産全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp
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