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~ 最近のユニオンのたたかいから ~ 斉木運送

kage

2016/05/09 (Mon)

 組合活動をはじめたら”廃業”対置


  私たちは、平成26年7月の給料を予告もなく全員カットという出来事をきっかけに11月ある組合に6名が加入しました。翌年4月に結成通知をした途端、会社からのあからさまな不当労働行為の嵐でした。

 まず、結成通知の次の日に一人の分会員に120万ほどのお金を扇状に見せびらかし、組合からの脱退勧奨をしたり、分会長の配置転換に、分会書記長の解雇、分会長と分会員に対する解雇予告、団交拒否諸々と書ききれません。組合を結成したというのに次から次へと仕掛けてくる斉木運送の社長と嫁は普通ではありませんが、もう一つ普通の会社とは違う点があります。それは、会社の2階に社長の息子が弁護士事務所を開いている事です。この息子は、会社とは何の関係もないのに、当たり前の顔をして会社の車を乗り回し、会社の安全会議にもなぜか当たり前の顔をして出席しています。しかし、ある組合からファックスなりアクションを起こすと必ず、すぐに社長と嫁は2階に相談にいきます。それに対して、ある組合は専従の方が見えなかったというのもあり、どうしても対応に時差が生まれる事になりました。 
 そんな中でも、労基署に行ったり労働委員会に救済の申し立てをしたり書記長の仮処分が決定したり、記者会見したり団結権侵害で裁判を起こしたりと奮闘しましたが、会社からの嫌がらせと兵糧攻めは続きました。ハッキリ言って嫌がらせならある程度我慢もできます。一番きついのは兵糧攻めです。斉木運送は完全歩合制なので、仕事を与えられなければ給料は全くありません。それが何か月も続けば…。そんな中で、私達はある組合に対して過剰に期待しすぎていたのか?こんなに会社からやられっぱなしで反撃する事もできないのか?この辺が引き際なのかと悩んでいました。しかし、すでに弁護士さんにも何件も頼んでいた事などもあり、このまま泣き寝入りをする訳にはいかないという思いで最後の砦として平成27年12月ユニオンみえに相談にきました。

 労働組合の事はそこそこわかっていたつもりでしたが、こんなにも組合によって考え方や行動の早さ、決断力が違うんだと驚きました。早速帰って分会員と相談をし、平成28年1月6名全員移行という形になりました。すぐに団交申し入れ、すぐに街宣車、すぐにストライキなどなどユニオンみえのアイデアや行動力に驚かされるばかりでした。

 ユニオンみえに入ってから、未払いの一部が払われたり息子が表に出てこなくなったりしましたが(裏では指図してます)ある日突然会社を廃業にすると言いだし、合意退職か解雇かという2択を迫られました。2択といっても、結局会社からしたら同じ話です。合意退職と解雇の違いは、次の就職先に対しての聞こえの問題だけだそうです。合意退職しても、お金は一銭も発生しません。3月20日には非組合員は合意退職で全員辞めました。

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 残っているのは、組合員のみですが、もうすでに解雇予告が届いていて4月22日には全員解雇らしいです。そんな中、書記長の仮処分に対して起訴命令申し立てを会社がしてきました。廃業といっているのに今さら意味が分かりません。

 この件も含めて色々と前途多難ではありますが、私たちの戦いはまだまだ長く続くと思います。またみなさんのお力をお借りしなければいけない時もあると思いますが、その時はぜひともよろしくお願い致します。

   ― 記 ・ 斉木運送分会 書記長 ―



<Don2 59号より>




                           
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