2017 08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2017 10

ブラックバイトと奨学金の問題で講演会を開催

kage

2014/12/01 (Mon)


DSC_0134_201412011732042eb.jpg



 ユニオンみえは、11月23日の勤労感謝の日、ユニオンサポートみえとの共催で、講演会を開催した。

 ”ブラックバイト”という言葉の生みの親であり、学生中心の組織である『ブラックバイトユニオン』の設立を手がけた、中京大学の大内 裕和教授にお越しいただき、現在の奨学金制度と学生が巻き込まれているブラックバイトの問題により、若者を中心に拡がっていく貧困の危機について話して頂いた。
 
 現在の奨学金制度は今や“国のサラ金”へと悪変している。将来のために学んでいる学生を、社会に出てからの返済地獄によって苦しめている。統計によると、1998年に11万人だった有利子奨学金を借りている学生の人数は、今や96万人へと膨れ上がっている。奨学金が容易に借りられることになったことから、利用者が増え、国はその督促に勤しみ、高利子での返済を要求しているとんでもない事態である。仮に、卒業後から順調に返済出来たとして、43歳になるまで奨学金の呪縛から逃れることは出来ない。親からの仕送りも年々減ってきていることから、学生はアルバイトをせざるえない状況となる。そんな学生を利用しているのが『ブラックバイト』なのだ。そして、運が悪ければ卒業後も今度はブラック企業に悩まされる。しかし、もしブラック企業で働くことになったとしても、今日の就職氷河期の中でやっと得た仕事であり、それに加えて奨学金の返済がのしかかってくることによって、「せっかくありつけた職を逃すことは出来ない。」となってしまうのだ。若者の貧困化は進み、それを理由に結婚を躊躇し、子供を産むこともためらう。少子高齢化は止まらない。貧困のループから抜け出すことも容易いことではない。格差はどんどん拡がっていく。
 
 ブラックバイトの労働環境改善は大前提だが、ユニオンみえが兼ねてから運動している最低賃金の引き上げはこの問題にも非常に深く結びつく。学生が自分の生活費は自分で賄わなくてはいけない時代であるなら、アルバイトでも十分な賃金が得られるようにすべきだ。


 『最低賃金を今すぐ1000円に!』この重要課題と共に、ユニオンみえは、引き続き労働者の未来を奪うブラックバイト・ブラック企業撲滅のための運動を続けていきたい。



img025.jpg
(11月24日 掲載)

朝日新聞デジタル版  ※ここからも記事を読めます。





関連記事
スポンサーサイト