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三重地方最低賃金審議会傍聴記           - 重要な県最賃が、密室で決定される -

kage

2014/10/29 (Wed)

 今年も三重県最賃が決定された。10月1日から去年より16円上がって時間額753円になる。隣県、愛知県では800円に改定されるのに、北勢地域では川一本隔てて時給にして47円も違う最賃になる。従来は43円の違いであったが、格差が4円も拡大していて、これでは毎年毎年三重県と愛知県では格差が拡がっていくばかりだ。

 県の最賃は、県の最賃審議会で決定されて労働局に答申され、決定される仕組みになっている。今年から、ユニオンみえも審議会を傍聴することになったが、肝心なところが傍聴出来ない仕組みになっている。

 7月9日に、労働局長が県の最賃審議会に最賃の諮問をした。7月29日に国の中央審議会が全県をAからDの四段階に区分けして、最賃の高い方から19円、15円、14円、13円と今年の値上げ額の目安を決定した。三重県はBランクの15円値上げになっている。

 県の審議会は、中央審議会の目安決定を受けて、7月31日に非公開である第1回専門部会を開き、公益委員・労働者側委員・使用者側委員それぞれ3人ずつ計9人で県の今年の最賃額をいくらにするかについて協議したようだ。実質的に最賃の決定をするこの重要な会議は、傍聴人を入れない密室部会であった。労働側の委員は連合三重から選出されていて、ユニオンみえには全くどのような議論がなされたのか判らない。8月5日の審議会も傍聴したが、冒頭に「全会一致で今年の最賃が決まりました。」と、審議会から労働局に答申された。その後、決定に対して意見や不満があれば文書で提出するよう連絡があった。ユニオンみえは、8月19日 に愛知県との格差を縮めるよう、最賃の大幅な引き上げを求める異議申出書を提出した。


 8月21日、いくつかの異議が提出されたことを踏まえて、再度審議会が行なわれたが、ユニオンみえを含む計4団体からの異議内容を読み上げるだけであり、異議は却下。最賃額は前回(8月5日)決定した通りで施行されることが答申され、決定された。
 
 今年の三重県最賃は、上記の様な経過をへて、753円に決定した。われわれにとって重要な最賃が、ほとんどわれわれの関われないところで決まっていく。実に歯がゆいばかりだ。



最賃3


最賃4







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