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SPUに次ぐ、フィリピン人組織が誕生       - 大森鉄筋 -

kage

2014/10/29 (Wed)

 松阪にある鉄筋加工工場、大森鉄筋。会社はこれまで多くの外国人労働者を雇用保険にも社会保険にも加入させてこなかった。これから加入する条件に、賃下げに了承する旨の書類にサインすることを会社から要求されたことと、その他労働条件に不満があるとして、多くのフィリピン人労働者が組合員となり、シャープ・ピノイ・ユニティに次ぐグループとなっていくであろう勢いをもった組織が、Matsusaka Tekkin Workers、通称M.T.Wとして結成された。

 会社は、社保加入することで、会社負担が出てくることから、労働者に対して、9月から定時分の賃金を切り下げ、従来8時間分の賃金を支払ってきたのを、7.5時間分しか支払わないこと、および、これまでは休憩していた時間も含め支払ってきたところ、22時以降の実際に働いていた時間に対してしか払わない、時間外手当も払わないという旨の書類に、労働者のサインを強要している問題が起きていた。
組合は、9月1日にユニオンカーで会社へ行き、組合結成を通告。会社からの一方的な労働条件の不利益変更であり、認められないとして、すでにしてしまったサインに関しては、違法な動機に基づく労働条件の切り下げであることから、サインは無効であると主張。

 加えて、社保加入希望者は全員9月より扶養家族を含めて速やかに加入させることや、通勤手当(ガソリン代)を過去二年間に遡り支払うこと、正社員との格差を無くす賃金設定、有給休暇取得の権利の主張と、各人の残日数を明示することを要求し、この要求に基づいた団交開催を申し入れた。


鉄筋


 社会保険加入、有休を与えることは会社の義務であり、このことを理由に労働者の賃金を下げるようなことは決してしてはならない。賃下げなどもってのほかだ。むしろ労働者は、社保加入するにあたり本人負担分として給与から引かれる分、手取りが少なくなってしまい、今までもギリギリだった生活が、増税や物価の上昇も伴ってより逼迫したものになってしまう。組合は、第一回目の団交において、まずは賃金を従来の8時間分で支払うよう、強く要求した。また、賃金に関しては、10年間勤務し続けて1回の賃上げもなかったメンバーもいることや、太い鉄筋と細い鉄筋を扱う労働者の賃金格差について、細い鉄筋を扱う労働者のほうが高い賃金をもらっていることがあり、納得できないとして、訴えた。それに対し会社側は、太い鉄筋は確かに重労働だが、細い鉄筋を扱うには技術を要するという理由で、そこで発生している賃金差についての変更は難しいとの回答だった。

 会社は、使用者として労働者が感じる不公平さを是正していき、すべての労働者に公平さを感じてもらえるよう図る責任がある。経営は難しい。人を使うことは難しい。その数が多ければ多いほどそれは困難になる。
 
 会社側にはまたもや青山弁護士が登場してきた。「会社全体を良くしていくために、法律は遵守し、会社も出来るだけ努力をする。」とは返答したものの、弁護士が語る建前にしかすぎず、その後、会社は職場で組合員に対し、様々な嫌がらせを始めている。


 大森鉄筋のこれからに注目・応援をよろしくお願いします!






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