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警察は盗人の味方をするところか

kage

2007/01/31 (Wed)

1月18日、統一行動日。
四日市南警察署。
丸武ユニットの正当なビラ貼りを
弾圧してきた問題で、
署長に抗議の申し入れに行った。
署長は不在で
代理と警備課の署員が対応した。
抗議文を確認後、私は、
「丸武の組合員が丸武に張り紙をするために、
 紙を持ってくるから、
 書かれている内容を確認の上、
 張り紙に付き添ってほしい。」と要請をした。
20分ほどしてY組合員が到着し、
署員に紙を見せようとしたが、
所長代理は
「見る必要はない、
 いかなる張り紙をすることも
 認められない。
 張ったら警察の判断で
 対処する」と返答。
私は
「きちんと見て貰った方が
 良いのでは」と念押ししたが、
聞く耳を持たない。
仕方なく、
みんなで丸武本社ビルに行った。
すると手回し良く、
10人以上の警察官が待機、
丸武の社長まで来ている。
ユニオン敵視が見えみえの対応だ。
丸武のYさん曰く
「警察は盗人の味方をするところか」。

昨年9月、
割賦販売専門の百貨店「丸武」が
主力3店を閉め、
店長らに自宅待機を通告し
事実上の解雇を強行した。
未払い賃金の累計は
2年分以上にのぼり、
退職金も支払われない。
店長ら男性5人と女性店員1人がユニオンに加入し、
会社に未払い賃金の支払いを求めたが、
会社はおよそ6千万円にのぼる未払い賃金を
支払おうとしない。
労基署に
国の立替払いを申請したが、
会社が倒産していないとして
相手にされない。
2月までに倒産しないと
国の立替払いも駄目になり、
過去6ヶ月分の賃金すら確保できない。
割賦販売なので、
会社には毎月、
販売済み売掛金が数百万円はいってくる。
この金を
会社が手形の支払いに当てれば、
いつまでたっても会社は倒産しない。
会社は四日市の本社ビル(国道店)を改装し、
ずるずると生き残る算段だ。
こうなると国の立替払いすら
受けることができなくなる。
売掛金を差し押さえる方法も検討したが、
会社が振替口座をころころ変えれば
ほとんど押さえられない。
このままでは
6千万円のほぼ全額が
ふいになりかねない。
きわめて悪質でずるい経営者を相手にした攻防が
続いた。

昨年末、
組合は事態を打開するため、
弁護士に依頼し、
男性組合員5人が申立人となり、
債権者の立場から
会社の破産を津地裁に申請した。
裁判の費用300万円もユニオンが立て替えることで
執行委員会の承認を取った。
背水の陣だ。
1月11日、
破産申し立てに対する裁判が
四日市の裁判所で始まった。
裁判官は破産に積極的で、
当初申請した丸武2社〈(株)丸武、丸武(株)〉に加え、
関連性が高いことから、
唯一営業を続ける津店=丸武商事も含めて
破産させる方向に話が進んだ。
予想以上に速いテンポで、
破産が認められそうだ。

裁判が終わり、
丸武本社前に様子を見に行ったところで
警察の弾圧が始まった。
「丸武の経営者は
 売掛金を取り込むな!
 6,000万円の未払い賃金を
 即刻払え」と書いた紙を
丸武の組合員が会社のシャッターに張った行為が
軽犯罪法違反にあたる。
任意同行に応じないなら
現行犯逮捕するときた。
組合活動への介入だ。
1月16日、
私を含め5人の組合員が
半日、拘束されて調べを受け、
その後、
3人の組合員への調べを
1日かけてすると通告された。
軽犯罪法には
国民の権利を侵害してはならないと
記されている。
他人の所有物にビラを貼ることは禁止されているが、
ビラを貼ったとされる3人の組合員は従業員で、
未払い賃金の支払いを受けていない。
正当な組合活動だ。
警察の対応こそ法律違反である。
この弾圧に対し、
冒頭に書いた抗議をした。

1月18日にYさんが用意した張り紙は
何をかくそう、裁判所の命を受けた張り紙だった。
本社の財産の保全を
会社から裁判所が任命した保全管理人に移したこと、
保全管財人の許可なく、
本社に立ち入ってはならないこと、
などが記されており、
保全管理人がY組合員に
本社に張ってくるよう、渡したものであった。
それをこともあろうに、
南署の職員が妨害に出たのだった。
「裁判所の命令が出た。
 たとえ警察官といえども、
 張り紙を妨害することは許されない。」
ハンドマイクから私の声が響く。
警察官はそれでも信用しようとしない。
「したく無い」と言うべきか。
寒風吹きすさぶ中、
1時間以上にわたり
保全管理人、裁判所などとの電話を
警察官、社長、組合員の間で
行ったり来たり。
私の言うとおり署内で確認を取っていれば
5分ですんでいたところをだ。
およそ1時間後、
組合弾圧のためにビデオをまわし
物々しい対応をした10人以上の署員が
全員、すごすごと引き上げていった。
組合側はと言えば、
Yさんが堂々と張り紙をし、
みんなで記念撮影をして
意気揚々と引き揚げた。

その後は、
組合員と保全管理人が一体となって
社長を追いつめている。
「領収書を預けますから、
 客のところに行って、
 お金を貰ってきてください。」
保全管理人の北薗弁護士から
組合員が債権の回収を要請されたのだ。
未払い未払い賃金6,000万円をめぐる攻防が
新たな段階に突入した。
2月8日が楽しみだ。
四日市の裁判所で
丸武の破産が決定されるであろう、記念日だ。

それにつけても、
警察署のユニオン敵視の対応は
問題だ。
昨日、
私の首を絞めたバカな社長を相手にした
損害賠償請求裁判で
完全勝利とも言える判決が出された。
このこと自身は喜ばしいことだが、
この事件も、
首を絞めたのが逆だったら、
どうなっていたか。
結果は推して知るべしだ。
会社の社長なら何をやってもおとがめ無しで、
私とともにバカ社長に暴力をふるわれた組合員は
別件で何度も取り調べを受け、
「社長の暴力がなかったことを
 認めろ」と強要され
圧力を加えられている。

共謀罪が新設されようとし、
憲法の改悪が叫ばれる中、
つぎは個人加入労組ユニオンも認めるなと
合唱される日が来かねない。
そうさせないためにも、
運動の領域を拡大し、
組合の力をより強くしていくことが
求められている。
バカ社長に勝ったからと
浮かれてはいられない。


労働組合:ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
連合単産全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp
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