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厚労省が「パワーハラスメント」の定義を明確化!

kage

2012/04/05 (Thu)

厚生労働省の作業部会は1月30日、職場でのパワハラ(パワーハラスメント)の定義を明確化する報告書をまとめた。厚労省は、パワハラを、
「同じ職場で働く者に対し、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的な苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為」と定義。
パワハラは、上司から部下に行われるものが多いが、今回の厚労省の報告では、上司から部下に対するものだけでなく、同僚同士の行為も含まれている。また、部下が上司よりも優れた技能(パソコン知識など)をもっており、その優位性を利用した、部下から上司への行為も含まれている。

パワハラの典型的な「類型」として、
〈1〉暴行など「身体的な攻撃」
〈2〉暴言など「精神的な攻撃」
〈3〉無視など「人間関係からの切り離し」
〈4〉実行不可能な仕事の強制など「過大な要求」
〈5〉能力とかけ離れた難易度の低い仕事を命じるなど「過小な要求」
〈6〉私的なことに過度に立ち入る「個の侵害」
などが上げられている。

「パワーハラスメント」というのは、実は、2002年頃に、日本で作られた和製英語で、欧米では一般的に「いじめ(Bully)」という言葉で表現されている。パワハラは、業務命令、叱咤激励、教育的な指導などの体裁をとって出されていることが多く、言葉も定義もなかった1990年代以前には対策もされておらず、被害者も「厳しく指導されている」などと我慢をして、結果として自殺、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などを引き起こすことも多くあった。2000年頃から裁判なども多く発生し、ここ数年、各県の自治体などでも独自のパワハラの定義を制定することが増えていた。今回厚労省がパワハラを定義したことは、パワハラが日本企業のなかで、見過ごすことが出来ないほど拡大してきていることをあらわしている。
現在、ユニオンみえの組合員の職場で、厚労省の定義したパワハラ類型が、すべて展開されている、異常な事件が発生している。


ブラザー・パワハラ・アワー

☆パワハラで休職した人に「病気になったことの反省が必要」と暴言。(三重ブラザー精機)

O組合員は入社30年ほどになる三重ブラザー精機の幹部社員だった。
ところが5年ほど前、社長から「君の仕事は再就職先を探すことだ」などと業務命令を出され、再就職先を探す仕事をさせられた。条件が合わずに断ると「自分で勝手に断るな」なとど言われた。
1年半に渡って再就職先を探す業務をして、仕事がみつからないと、今度は降格をされ、賃金が大幅に下げられ、工場の真ん中で、ゴミの分別作業に従事させられた。ゴミの分別作業でも、分別するためのゴミ箱を移動されたり、分別する必要のないゴミを分別されられた。また職場でも「同僚と話すな」なとど言われたり、挨拶をしても無視された。パワハラではないかと職場のコンプライアンス窓口に相談したところ「パワハラではない。社長と話し合え」と、パワハラをした人間と話し合うように言われまったく解決にならなかった。

このようなパワハラを繰り返された結果、O組合員は病気になり1年ほど休業した。
ユニオンの仲間のサポートもあり、O組合員は体調を快復し、今年1月1日より、仕事に戻ることができるという医師の診断が出た。

会社の規定に従い、復職の手続きをとったところ、今度は「家族の出席できる日を連絡するように」といわれたが、家族の同席を断ったところ、復職検討委員会が中止されるという事件が発生。医師から就業可能と判断が出た以上、傷病手当ては打ち切られ、復職できず賃金が出ないと生活できない。しかし会社側は復職検討委員会が開かれない間の休業補償をしないと言い出した。
団体交渉の席で「社員の生活をどう考えているのか」との組合側の質問に、三重ブラザー精機社長は「生活は考えていない」などと発言。組合は強く抗議した。終日開催された復職検討委員会の席上、O組合員は会社側から「病気になったことの反省が必要」などと無茶なことを言われたが、その後、組合の圧力で、2月20日からようやく復職した。

復帰した職場には、監視カメラが増設されており、O組合員の作業机は、監視カメラの前に移動されていた。組合との交渉の結果、作業机は移動されたが、監視カメラから見てどう映っているかは会社側はセキュリティを理由に回答を拒否。復職後も挨拶をしても返してもらえない状態、椅子が欲しい、上着を着たいといっても「産業医に聞かないとわからない」といわれて椅子もなく、寒くても上着も着れない状態が続いていた。組合は復職後も執拗に繰り返されるパワハラにたいして、親会社のブラザー工業に質問状を送ったり、ブログで実態を報道したり、三重ブラザー精機前でチラシ配りを行ったところ、会社側は弁護士を入れてきた。
弁護士同席の団体交渉では、さすがに会社側は以前ほど無茶なことを言い出さなくなったが、休業補償はいまだに支払われていない。このことについては、4月23日に労働委員会であっせんが再開される。

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