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ユニオンみえ:ナガハの団交拒絶に抗議!

kage

2008/12/25 (Thu)

三重県鈴鹿市の人材派遣会社・
ナガハ(代表取締役社長:渥美直人)が、
三重県の個人加盟制労働組合ユニオンみえ
団体交渉申し入れに対し、
団体交渉を一度も開かないままに
ユニオン側の団体交渉申入事項を
「全て事実誤認に基づくもの」と一方的に決めつけ、
「当社としては団交事項が他の内容でない場合は
 応じられません」と
公然と団体交渉を拒絶した。
ユニオンみえは、
12月11日付の団体交渉申入事項について
団体交渉を開始するよう、
ナガハにに対して改めて申し入れを行なった。

ナガハは12月18日付の「回答」の中で、
ユニオンみえ組合員・Uさんに対する
柳河精機設備担当係長・H氏の事前面接について、
「事前面接ではなく、本人のスキルの確認」と
説明した。
しかしナガハも「回答書」にて認めている通り、
UさんはH係長同席の「その場で
採用を決定」されているのである。
たとえ百歩譲ってナガハの主張するとおり、
「採用を決定したのは当社」(=ナガハ)であったのだとしても、
このような採用方式では
採用決定前に派遣先の意向が働くおそれが
排除できない。
この「本人のスキルの確認」の際、
もし柳河精機H係長がUさんの「スキル」に
強い難色を示した場合、
ナガハ担当者・O氏はそれでもUさんを雇い、
柳河精機に堂々と派遣することができたのだろうか。
「スキルの確認」は派遣社員の雇用主である
ナガハ自身が行なうべきものであり、
それを派遣先が品定めしてから
採用するというのでは、
「採用」・「不採用」の権限が
実質的に派遣先に掌握されてしまう可能性が
否定できない。
ユニオンみえは組合員・Uさんに対してなされた
このような採用のあり方は
極めて大きな問題をはらんでいると考えており、
断固 団体交渉が必要である。

またナガハは、
ユニオンみえがUさんより
「事情を聴取したところ判明し」た、
Uさんが「O担当者から可能な限り
長期間働くよう要請された」という事実を、
「そのような要請はしておらず」と
真っ向から否定している。
また、
ユニオンみえがUさんより
「事情を聴取したところ判明し」た、
ナガハ・T課長より
「契約書は誰にも出していないと言われ」たという事実を、
「その発言もしていない」と、
T課長から事情聴取した内容を根拠として
明確に否定している。

ナガハはこうした、
ナガハ側の人間からの事情聴取のみを根拠として
ユニオンみえの主張を
「全て事実誤認に基づくもの」と一方的に決めつけ、
団体交渉を拒絶したのだ。
どこの世界でそんな身勝手な理屈が
通用するというのだろうか。

事実自体の存否については、
ユニオン側が団体交渉において
当事者であるUさん本人を同席させ、
当人の言い分とナガハ側の「聴取」結果とを
厳しく付き合わせる真摯な話合いの中で
埋めてゆく努力が可能である。
ナガハが、
ユニオンみえの主張に事実誤認が含まれていると
考えるのであれば、
正々堂々と団体交渉のテーブルに付き、
その場において
様々な事実や状況証拠などを挙げて
ユニオンの事実認識の誤りを
厳しく指摘すればよいことだ。
それを、
自社の言い分を書面で一方的に述べるだけで、
団体交渉という労働組合法で定められた
正式な労使交渉の場から逃亡しようと図るとは、
一体どういう了見なのか。

そもそもナガハは、
ただ自社の主張のみを一方的に述べ立てて、
全てそれを前提に相手を説得できるほどの
信頼性を持つ会社なのか。
ナガハはユニオンみえ組合員・宮武弘明さんに対しても
雇用条件の契約書を届けず、
宮武さんが6月、
ナガハに確認したところ
「契約書は作っていない」と言い放った。
にもかかわらず就労拒否の通告の直後、
雇用期間は6月末などとする
面接時と違う内容の労働条件通知書を
一方的に送りつけてきた(伊勢新聞12月10日)。
そのような「前科」のあるナガハが、
今度こそ
「『契約書は誰にも出していないと言われ』とあるが、
 その発言もしていないことが、
 田村課長より事情を聴取したところ判明している」
などと一片のFAXをもって弁明してみたところで、
一体誰が信用するというのだろうか。
それでもそれが真実であると言い張るのであれば、
直に面談して当事者と対面し、
誠心誠意そのことをユニオンに説明し、
何とか理解を求めようというのが
筋というものではないか。
今まででたらめの限りを尽くしておきながら、
一片のFAXによる説明をもって
それを信じろというナガハの姿勢は、
あまりにも図々しく、
ふてぶてしいと言わざるをえない。

ナガハ専務・長岡氏や
常務取締役・日置竜二氏は非常識にも、
団体交渉がはじまったとたん、
ユニオンみえ宮武さんの実家に押しかけ、
更年期障害をわずらう宮武さんの母親の
病状を悪化させた。
ナガハは団体交渉の中で
一旦はその非を認め、
詫び状を書くと約束しておきながら、
いまだにその約束を反故にし、
宮武親子の感情を
いたずらに逆撫でし続けている。
そういう非常識な姿勢で
今後もこの厳しい派遣業界をわたってゆけると
本気で考えているのなら、
ナガハは世間というものを
根本的になめきっていると判断せざるをえない。

ナガハは当労組の要求?

抵触日を知らせず、
抵触日を越えて働かせてきたことを反省し、
違法状態になっているU組合員が柳河精機に
直接雇用されるよう、
誠実に対応すること。
それまでの賃金はナガハが負担すること。


について、
「U組合員が従事している業務は、
 いわゆる専門26業務中の
 15号建設設備運転等に該当すると認識して」いると
主張している。
しかし、
ナガハ自身が(例のごとく)後付けで送り付けてきた
「労働条件通知書」においてすら、
そのような事実は確認できず、
業務内容「トランスミッション製造 廃油中和工程」と
あるのである。
歴史的に見ても製造業務が
「26業種」にはなり得ないことは
派遣業法の基本中の基本であり、
「製造」に従事させてきたと自ら主張しておきながら、
一方でそれが
「専門26業務中の15号建設設備運転等に該当する」と
「認識」するナガハの認識を疑う。
このような程度の低い「言い訳」しか
できないのであれば、
一人前に「派遣会社」を自称するのは即刻やめて、
一般労働者派遣事業の認可を返上し、
廃業すべきだ。

要求?

直接雇用が実現されるまでの間、
ナガハの寮に住み続けることを認めること。
また、
U組合員に迷惑をかけてきたことをふまえ、
その間の費用はナガハが負担すること。


に対してナガハは、
「直接雇用されるまでの間の
 寮光熱費等の費用について
 当社で負担することは出来ません」と、
ユニオンみえの要求を明確に拒絶している。
要求と回答とがここまで乖離している以上、
まさに団体交渉の必要性があるということになる。

要求?

派遣法に基づかない「派遣」事前面接、
個人情報の派遣先への通知、
派遣先による派遣労働者の選択
すなわち
違法な労働者供給を繰り返している事実等を認め、
労働局より派遣法違反を指摘された
三十数項目の事実を全て明らかにし、
派遣会社として責任を持って是正する方針を
明らかにすること。
それができないなら、
即刻、自主的に
一般労働者派遣事業の認可を返上し
廃業すること。


についても、
上記の通りナガハの採用のあり方や
ユニオンみえ組合員宮武・U両名に行なってきた行為は
派遣業法に基づく派遣業者としては
明らかに適正を欠き、
いかがわしいものである。
不適切な業態で働かされて泣きを見るのは
宮武さん・Uさんら
立場の弱い非正規雇用労働者であり、
団体交渉の開催は不可欠である。

我が国の労働組合法は第6条にて、
「労働組合の代表者又は
 労働組合の委任を受けたものは、
 労働組合又は組合員のために
 使用者又はその団体と労働協約の締結
 その他の事項に関して交渉する権限を有する」と
はっきりと定めている。
さらに労働組合法は第7条にて、
「使用者が雇用する労働者の代表者と
 団体交渉をすることを
 正当な理由がなくて拒むこと」を明確に禁じており、
使用者側の団体交渉拒絶に対しては、
労働組合側に
労働委員会への不当労働行為救済申立などの
権利を保障している(労働組合法第27条)。
(ちなみに、
 いわゆる「書面回答」をもっては
 労働組合法第6条の「交渉」を行なったことにはならず、
 団体交渉応諾義務を履行したことにはならないことは
 広く知られた事実である)。

ユニオンみえは組合員に関する労使間の紛争を、
労使の話し合いによって解決することを
本分としている。
それだけに、
団体交渉開催の拒絶に対しては、
不当労働行為の最たるものとして
特に厳しい姿勢で臨んできた。
ナガハがこれ以上頑強に
ユニオンの要求事項に対する団交拒否を貫くならば、
ユニオンみえはその争議権を行使して
ナガハの業務の正常な運営を阻害し、
あるいは三重県労働委員会への
不当労働行為救済申立をもって、
ナガハが団体交渉の席に着くことを
強制せざるをえなくなる。

ナガハが賢明な判断により
ただちにユニオンとの団体交渉を行ない、
諸問題の早期解決をはかることを
ユニオンみえは強く要請するものである。


《追記》
抗議の結果、
ナガハは団体交渉の開催を受け入れ、
2008年1月6日、
団体交渉は行なわれた。

【関連記事】
ナガハ、違法派遣のオンパレード
ナガハ:元労働局職員主導の違法派遣会社


労働組合ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
連合単産全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
派遣ユニオン東海加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp
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