2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

外国人労働者の組織化とストライキ闘争

kage

2008/11/13 (Thu)

ユニオンみえではこの間、
外国人労働者を職場単位で集団化して
組織していく方針をかかげてはきましたが、
思うようにはすすまないものです。
光精工においても、
これまでに偽装請負状態で働いていた労働者が
多数加入しましたが、
単発の問題解決に終わっていました。
昨年、
二人の労働者が派遣会社から解雇され、
これを契機に三重労働局に
光精工がこれまで偽装請負を続けてきたことから
派遣への切りかえが違法であるので、
光精工に派遣契約を解除させ、
すべての労働者を直接雇用するように、
との是正申告を行いました。
その結果、
申告が認められ、
加えて派遣会社に解雇も撤回させたことから、
申告した二人の労働者も
直接雇用が可能になリました。
ところが申告した二人は、
雇用が子会社によるもので、
しかも賃金が下がったままであったことから、
復職を辞退してしまいました。
一筋縄ではいかないものです。

この光精工は
今や名古屋市のベッドタウン化している
桑名市にあり、
主としてトヨタの車の部品を作っている会社で、
日本人労働者が300人、
外国人労働者がほぼ同数の会社です。

こうして、
300人にのぼる派遣労働者が全員、
4月16日より直接雇用されたわけですが、
派遣会社によるピンハネが無くなったにもかかわらず
賃金は下がったままで、
何から何まで派遣の時と変わらない、
カレンダーまで社員とは別になっていて、
土曜日に出勤しても割増手当が出ない、
派遣会社の担当者が相変わらず会社でのさばっている、
挙げ句の果て、
6ヶ月後に派遣に戻すという話が聞こえてきました。
多くの労働者が
不安定な派遣に戻りたくないと考えていました。

6月に入り、
直接雇用を継続させたいと考えた有志が
組合に相談に訪れ、
職場の組織化に着手、
工場の近くの小学校の体育館などで集会を重ね、
労働者が持っている権利や労働組合について
学習した結果、
一気に50人以上が加入しました。
そこで、
職場組織「グルーポ光」を結成、
7月15日に公然化し、
団交を申し入れました。
会社は団交には応じて、
話し合いで解決をはかるポーズを取りながら、
9月15日になって突如、
個々の労働者に
10月15日をもって雇用契約を打ち切ると
雇止通告をしてきました。
働き続けたければ派遣会社を通じて
派遣で働けと言うのわけです。
怒った労働者40人が
翌日に設定されていた団交に参加し、
会社に対し個々人に出した通告書の撤回を
迫りました。
会社は一旦、
「撤回」を約束したものの、
後日、
この約束を反故にしようとしてきました。

この動きを察知した組合は会社に乗り込み、
ストライキを通告。
さらに組合は組合員に
抗議の行動を指導していきました。
加えて、
ラテンの心に火がつき、
三波にわたる
構内デモやピケットを含む激しいストライキを展開し、
徐々に抗議の行動を強めていきました。

交渉のさなかの9月26日、
「直接雇用した元派遣労働者を再び派遣に戻すことは
 違法」とする
「いわゆる『2009年問題』について」と題した通達
厚労省から出されました。
組合はこの「通達」を追い風に会社に
直接雇用の継続を強く迫り、
抵抗する会社を責め立てていきました。
さらに、
雇い止めの3日前にあたる10月12日から
無期限ストに突入すること、
すべての派遣労働者の就労を阻止するために
ピケットを張って闘うことを通告し、
最終交渉に臨みました。

その結果、
会社は希望者全員をさらに6ヶ月間、
契約更新する形で直接雇用を継続する方針に転換し、
10月11日の団交において、
組合員全員の直接雇用を6ヶ月間延長し、
諸問題の協議を継続することを約束しました。
全員で話し合った結果、
ストは解除し、
翌日は勝利報告の決起集会として
開催することにしました。

10月12日の決起集会には
全国から130人の仲間が駆けつけてくれ、
光精工闘争の勝利をバネに
偽装請負・違法派遣・偽装直接雇用を撲滅し、
全ての労働者の直接雇用を実現する闘いを
全国でおしすすめる決議
をあげ、
市内をデモ行進しました。

折しも
アメリカに端を発した世界同時不況による
自動車産業の減産が拡がり、
東海地方でも自動車産業を中心に
大量解雇が拡がっています。
ストライキを解除して以降、
組合は賃上げと本社雇用を会社に迫っています。
会社は結局、
非組合員も含め派遣に戻すことを諦め、
300人全員の直接雇用を継続しました。
そして、
現状では雇用を守るのが精一杯として
組合の要求に頑なに抵抗し続けています。

労働条件の改善を勝ち取ることは
簡単にはすすみませんが、
組合は
雇用の面でも労働条件の面でも成果をあげられるように、
さらに団結を強化し、
闘いをすすめていきます。

また、
光精工闘争は
派遣労働者の「2009年問題」を半年早く闘い、
身分問題や期間問題は今後に持ち越されましたが、
直接雇用を継続させることに成功し、
勝利しました。
この成果を
全国の派遣労働者の闘いに
結びつけていきたいと思います。

また、
闘えば道が開ける!
労働者が団結すれば強くなれる!
派遣で働く労働者も
正社員と等しい待遇を受ける権利がある!
というメッセージを
全ての労働者に送っていきたいと思います。


【参考記事】
光精工は労働者の直接雇用を継続せよ
光精工闘争勝利報告集会決議
期間の定めなく直接雇用せよ!――光精工
ユニオンみえ:トヨタ下請けで大勝利
光精工:ユニオンに団結して闘う



労働組合ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
連合単産全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
派遣ユニオン東海加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp
関連記事
スポンサーサイト

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック