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期間の定めなく直接雇用せよ!――光精工

kage

2008/10/13 (Mon)

――偽装直接雇用を撤回し、
  全ての労働者を期間の定めなく直接雇用せよ!――


■桑名市にあるトヨタ自動車の2時下請け会社、光精工
光精工は10年以上にわたり
偽装請負のもと、
300人にものぼる外国人労働者を働かせてきた。

すなわち、
職安法44条に違反した労働者の供給を
受けてきたのである。
2007年10月になって派遣に切り替えてきたが、
過去、違法な偽装請負状態で働かせてきたことから、
2人の組合員が三重労働局に申告した結果、
光精工は三重労働局の指導を受け、
全ての派遣会社の契約を破棄し、
2008年4月16日より
300人以上の派遣労働者を直接雇用した。
三重労働局の指導は雇用の安定を図る、
すなわち
「期間の定めのない雇用にする」
ということであったはず(久米職安課長言)が、
会社は6ヶ月の有期契約しか出してこなかった。
しかも直接雇用なのに
劣悪な労働条件は派遣の時と変わらず、
派遣会社が大きな顔をし、
雇用関係にも口出しまでしてきた。
また、
6ヶ月したら元の派遣に戻すという話が
派遣の担当者らから漏れてきた。

これに危機感を持った労働者約80人が
ユニオンみえに加入し、
会社に安定した雇用の下で
安心して働けるようにして欲しいと要求した。
これに対し、
会社は団交の席上、
組合と話し合って解決をはかると
約束しておきながら、
9月15日、
多くの組合員を含む200人以上の労働者に
一方的に10月15日で雇用契約を打ち切る通告を
してきた。
会社に確認すると
派遣でなら受け入れると言うのである。
組合はこれに抗議して全員参加の団交を開催し、
撤回を約束させ、
さらに確認書に調印することを約束させた。
ところが会社はこの約束を守らないため、
9月19日、
本社工場においてストライキに突入し、
直接雇用の継続を求めた。
ストライキ行動のさなかに役員会が開催されたが、
会社は組合との約束を反故にし、
確認書にサインしないと通告してきた。
あくまで10月15日で雇用を打ち切り、
仕事を続けたければ派遣になれということなのだ。

組合との交渉結果を無視し、
一方的に雇用を打ち切ることは
断じて許されない。
また、
松下プラズマ判決において明らかなように、
偽装請負の期間は違法な契約期間であり、
光精工が黙示の労働契約の成立により
雇用主である。
その後の派遣期間も
派遣が認められないことから
全員を直接雇用したものであり、
同様に違法な契約期間であることから
黙示の労働契約が成立し、
光精工が雇用主に他ならない。
今回の雇用打ち止めは、
契約期間が満了したことから、
いつでも首がきりやすいように
派遣にしておくというもので、
合理的根拠など何もない。
長い人で14年も働き続けている。
雇用期間の長い90人の労働者から選別して
直接雇用を維持すると会社は主張しているが、
会社には
全員の直接雇用を維持する義務がある。
初めて期間雇用されたのとは訳が違うのだ。
雇用の安定を図ったことにもならない。

組合は三重県労働委員会にあっせんを申し入れ、
組合員全員の直接雇用の継続を求めた。
10月8日、
県労働委員会のあっせんには
会社側は決定権者である社長が出席せず、
最終的には会社が組合との合意を拒否する形で
不調に終わった。

組合は「グルーポ光」の組合員の意志のもと、
12日からの無期限のストライキに入ることを決定した。
また、
12日には近くの公園で
ユニオンみえの総力をあげて
光精工の闘いを勝利させるために
支援の決起集会を準備した。

無期限ストライキを翌日にひかえた10月11日、
会社は
直接雇用の更新を希望する全ての労働者を
契約更新すると通知してきた。
さらに団交の席で、
「全組合員の直接雇用をさらに6ヶ月延長し、
 その間に雇用主、雇用期間問題、
 賃金などの諸問題について協議し、
 解決をめざす」という内容の合意が成立した。
ギリギリのところで
ユニオンみえと同「グルーポ光」の大勝利となった。

12日の決起集会は一転、
ユニオンみえの組合員と支援者たちの
喜びの集会になった。
マイカル桑名の隣の小さな公園には、
ユニオンみえの組合員や「グルーポ光」の仲間達、
名古屋や静岡、大阪からかけつけてくれた
組合の仲間達、
弁護士の先生達総勢百数十人が
ニコニコした顔で集まった。

広岡書記長から、たたかいの経過が報告され、
勝利が報告されると、
タイコや笛でにぎやかにはやしたてるとともに、
全員の大きな拍手が青空にこだました。
「グルーポ光」のオオナリ代表が
ポルトガル語で力強く決意を表明した。
名古屋ふれあいユニオン酒井委員長
名古屋も含めて
全国の1つひとつのしんどい闘いがつながりあって、
成果を生み出してきているという
コミュニティ・ユニオン運動の成果が報告された。
管理職ユニオン東海の堰代委員長、
静岡や大阪の仲間からの
力強い連帯のあいさつが続いた。

集会のあとで
横断幕やプラカードをたずさえて、
マイカル桑名やサティの買い物客が
たくさん見物している中を
タイコや笛の音とともに にぎやかにデモ行進した。
青空のもと、
「グルーポ光」の仲間達の晴れやかな顔をみながら、
楽しいデモ行進となった。

たたかいは、まだ、
これからの半年間に引き継がれていくわけで、
これからも力の抜けない闘争が続く。
ユニオンみえの総力をあげて、
「グルーポ光」の闘いを支えていく。
全国の仲間たちからの支援もお願いすることになる。


【参考記事】
光精工は労働者の直接雇用を継続せよ
光精工闘争勝利報告集会決議
ユニオンみえ:トヨタ下請けで大勝利
外国人労働者の組織化とストライキ闘争
光精工:ユニオンに団結して闘う


労働組合ユニオンみえ(三重一般労働組合)
三重県の個人加盟制労働組合。
連合単産全国ユニオン加盟。
コミュニティユニオン東海ネットワーク、
コミュニティユニオン全国ネットワーク加盟。
派遣ユニオン東海加盟。
1958年結成。
住所:〒514-0003
     三重県津市桜橋3丁目444
電話番号:059−225−4088
FAX:059−225−4402
ホームページ:『ユニオン みえ』
http://homepage3.nifty.com/union-mie/
電子メール:QYY02435@nifty.ne.jp
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