2016 11 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 01

11.27 ユニオンみえ&ユニオンサポートみえ共催                                      『TPPでどうなる?食と暮らし』 講師:鈴木宣弘さん(東大) 開催される。

kage

2016/12/24 (Sat)



11.27 公開講座 ユニオンみえ&ユニオンサポートみえ 共催

「 TPPでどうなる?食と暮らし 」 が、開催されました。

 

 11月27日、東大の鈴木宣弘先生による、『TPPでどうなる?食と暮らし』と題した講演会が津市のサン・ワーク津で行われました。ユニオンみえとユニオンサポートみえの共催によって開催されました。

 鈴木先生は、農林水産省での勤務の経験も踏まえて、TPP交渉の本音のところを明らかにしてくれました。TPPは、自動車の安全基準、自由診療の拡大、薬価公定制の見直し、かんぽ生命のがん保険非参入、郵便局でのA社の保険販売、BSE(牛海綿状脳症)の緩和、ポストハーベスト農薬の緩和、ISDS条項への賛成など、多方面にわたる内容を含んでいるが、いずれもアメリカの大手企業の利益を拡大しようという欲求に大幅に譲歩する内容になっていることを話してくれました。

 アメリカの次期大統領トランプがTPPは承認しないと言っている中で、日本の安倍政権がしゃにむにTPPを推し進め、国会での強行採決までして承認したことについて、トランプは、TPPではアメリカ大企業の利益が少ない、もっとアメリカにとって有利にするために二国間のFTA(自由貿易協定)に変えるべきだ、と言っているのであり、日本の国民にとって有利な条件になる訳ではない。TPP承認の強行採決はTPP交渉でアメリカに譲歩した内容を日本がすべて受け入れたものとして、これからの日米二国間交渉で日本が更に譲歩しますよ、と宣言するものでしかない、と本当のところを明らかにしてくれました。

a.png


日本の今後にとって良いことは何も無い中でも、特に注意すべき点として、鈴木先生は日本の農業が解体されることの危険について説明した。農産物関税の撤廃だけではなく、BSE規制の緩和や、農薬の規制緩和、遺伝子組み換え食品の容認など、日本農業の存立基盤をなくすような政策の導入によって、農業が果たしている食の安全だけではなく、水田がもっている洪水防止機能や水のろ過機能なども破壊して、都市生活の安全をも損なっていく危険なども話してくれました。

 スイスの卵が1個80円もするが、スイスの少女が「これを買うことで生産者の皆さんの生活が支えられ、そのおかげでわたしたちの生活が成り立っているのだから当たり前でしょ。」と言ったそうです。食の確保と安全性について子供の頃から充分教育されることがどれ程大切か。話の中で、特に印象に残りました。


<Don2 62号より>




スポンサーサイト